小児矯正
生活習慣病の予防には、適切な食事や運動が欠かせません。
そして「噛む」ことも、実は健康づくりに大きく関わっています。
よく噛むことで、「胃腸の働き」をサポートできるのはもちろん、お口の中の自浄作用がある「唾液の分泌」が活発になるため、むし歯や歯周病の予防に繋がるのです。
実際に、80歳になっても20本以上の歯を残すのを目的とする「8020(ハチマルニイマル)運動」を達成している人のほとんどが、歯並びや噛み合わせに問題がない人だというデータも出ています。
歯並びや噛み合わせを治すことで、見た目の印象だけでなく健康にも役立つのです。
とはいえ、噛み合わせが悪いとはどのような状態なのか、具体的にどのような治療をしたらいいのかご存じない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、不正咬合(噛み合わせが悪い歯並び)の種類や放置することによるリスク、田町駅から徒歩1分の「プルチーノ歯科東京院」の噛み合わせ治療などについて詳しく紹介していきましょう。
Contents
正しい噛み合わせとは?
噛み合わせとは、顎を上下に動かしたときの上下の歯の接触と、顎を左右に動かしたときの上下の歯の接触を言います。
正しい噛み合わせとは、上の前歯が下の前歯に約2~4mm程度被さり、上下の歯の山と谷の部分がしっかり噛み合っている状態です。
上下の前歯の中心(正中線)が合っており、「一歯対二歯咬合」(上の歯1本に対して2本が噛み合っている状態)であることも正しい噛み合わせの重要なポイントです。
顎の違和感や痛みがなく、上下の歯の間に大きな隙間がないことも大切です。
不正咬合の種類
不正咬合(正しくない噛み合わせ)には、主に以下の7種類があります。
- 上顎前突(じょうがくぜんとつ)
- 下顎前突(かがくぜんとつ)
- 叢生(そうせい)
- 空隙歯列(くうげきしれつ)
- 開咬(かいこう)
- 過蓋咬合(かがいこうごう)
- 交叉咬合(こうさこうごう)
以下で、それぞれの不正咬合の特徴やリスクなどについて詳しく解説していきましょう。
上顎前突(じょうがくぜんとつ)
上顎前突(じょうがくぜんとつ)とは、上顎前歯、又は上顎全体が前方に突出している状態です。
いわゆる出っ歯と呼ばれる症状で、「口が閉じにくくなる」「咀嚼しにくい」などのデメリットがありますが、機能性よりも見た目を気にして矯正される方が多いです。
遺伝的要因もありますが、幼少期の指しゃぶりや舌癖が原因で起こることもあります。
下顎前突(かがくぜんとつ)
下顎前突(かがくぜんとつ)は、下前歯、又は下顎が上顎よりも前方に突き出ている状態です。
「受け口」や「反対咬合(はんたいこうごう)」と呼ばれることもあります。
遺伝的要因のほか、舌癖や口呼吸などが原因の場合もあります。
咀嚼機能の低下や「サ行」が発音しくくなるなどの影響が起こります。
叢生(そうせい)
叢生(そうせい)とは、歯が並ぶのに十分なスペースがないため、歯が重なってデコボコになっている状態です。
「乱ぐい歯」とも呼ばれ、「八重歯」(犬歯が歯列から飛び出している状態)も叢生の一種です。
顎に対して歯が大きい、指しゃぶりや舌を突出する癖などが原因になります。
咀嚼が上手くできないため、胃腸に大きな負担かかるケースが多いです。
空隙歯列(くうげきしれつ)
空隙歯列(くうげきしれつ)とは、歯と歯の間に大きなすき間ができている状態です。
いわゆる「すきっ歯」のことで、顎に足して歯が小さい、歯の本数が少ないことなどが原因になります。
歯のすき間に汚れが溜まりやすい、サ行やタ行の発音がしくいなどのデメリットがあります。
開咬(かいこう)
開咬(かいこう)は、奥歯しか噛み合わず、前歯が常に閉じない状態です。
「オープンバイト」とも呼ばれ、前歯で噛めないため奥歯に過度な負担がかかります。
遺伝、指しゃぶりやおしゃぶりの長期的利用、舌で歯を押す、口呼吸などが原因です。
口を閉じられないため、お口の中が乾燥してしまう、奥歯に負担がかかって寿命を縮めてしまうなどのリスクがあります。
過蓋咬合(かがいこうごう)
過蓋咬合(かがいこうごう)は、上の歯が下の歯に深く被さりすぎている状態です。
「ディープバイト」と呼ばれることもあり、噛み合わせたときに下の前歯が隠れてほとんど見えなくなってしまいます。
上顎と下顎の大きさや位置のアンバランスさが原因であることが多く、むし歯、歯周病、口内炎になりやすいなどのデメリットがあります。
交叉咬合(こうさこうごう)
交叉咬合(こうさこうごう)は、上下の歯の噛み合わせがすれ違い、交叉してしまう状態です。
「クロスバイト」や「すれ違い咬合」とも呼ばれ、原因として方顎のみで咀嚼する、頬杖をつく癖があるなどが考えられます。
放置すると、顎の骨の変形、顔のゆがみ、頭痛や肩こりなどの悪影響を及ぼします。
噛み合わせが悪い状態を放置するリスク
いわゆる出っ歯や受け口、歯の左右のずれなどの噛み合わせが悪い状態を放置すると、以下の様々なデメリット・リスクがあります。
- コンプレックス
- 虫歯や歯周病
- 頭痛・肩こり
- 胃腸障害
- 顎関節症
- 口臭
- 顔貌の変化
- 活舌が悪くなる
以下で、それぞれのデメリットについて詳しく解説していきましょう。
コンプレックス
歯並びや噛み合わせが悪いと「見た目」が気になる方が多く、中にはコンプレックスに感じて気持ちがふさぎこんでしまう場合もあります。
幼少期に歯並びをからかわれたことが原因で、大人になっても見た目を気にして消極的になってしまう方もいらっっしゃいます。
悪い歯並びを見られたくないという思いから、話すときに口元を手で隠してしまったり、笑顔を見せないようにしたりしてしまうケースも多いです。
むし歯や歯周病
歯並びや噛み合わせが悪いと、歯ブラシが隅々まで行き届きにくくなるため、むし歯や歯周病が起こりやすくなります。
また、特定の歯に強い力がかかると、歯周病が悪化する原因になります。予防歯科の観点からも正しい噛み合わせであることが望ましいです。
頭痛・肩こり
噛み合わせにズレが生じると、頭部の位置にもゆがみが生じてしまいます。
その結果、頭痛や首のこり、肩こりなどを引き起こすことがあります。
胃腸障害
噛み合わせが悪いと、食べ物を細かくなるまで咀嚼できないまま胃腸に送り込むことになります。
胃腸に過度な負担をかけてしまうため、消化不良や胃腸障害、便秘などを引き起こしやすくなります。
顎関節症
顎関節症とは、顎関節の異常によって顎の痛みや口を開閉したときのカクカクという音などの症状がみられる病気です。
顎関節症が起こる原因の一つが、不正咬合だと言われています。
口臭
歯並びが悪いと、歯磨きをしてもブラシが隅々まで行き届きにくいため、磨き残しが増えて口臭の原因になります。
しっかりと噛めないことで唾液の分泌量が減り、お口の中の乾燥が進むことで雑菌が繁殖することも原因の一つです。
顔貌の変化
歯並びや噛み合わせが悪いと、左右で咀嚼筋の力の入れ方が異なるため、顔のバランスが悪くなる原因になります。
活舌が悪くなる
歯並びや噛み合わせが悪いと、口をしっかり閉じられなくなるため、サ行・タ行・ラ行の発音がしにくくなるなど活舌が悪くなる可能性があります。
話すことにコンプレックスを感じていらっしゃる患者さんも少なくありません。
噛み合わせが悪くなる原因
歯並びや噛み合わせが悪くなる原因は様々ですが、中には早期対処することで悪化を防げるものもあります、
歯並びや噛み合わせが悪くなる原因には、主に以下のようなものがあります。
- 遺伝
- 指しゃぶりや舌癖・口呼吸
- 頬杖・姿勢が悪い
- 歯が抜けたまま放置している
- やわらかい食事ばかりする
- 片方の歯ばかりで噛む
- 生まれつき歯が多い・少ない
- 顎の骨の大きさ・位置と歯のバランスが悪い
遺伝など生まれつきの原因はご自身では直せませんが、指しゃぶりや舌癖・口呼吸、頬杖・姿勢が悪い、やわらかい食事ばかりする、片方の歯ばかりで噛むなどの悪習慣は改善できます。
また、歯を抜けたまま放置すると、歯並びや噛み合わせが変化してしまうため、早めに歯医者で治療を受けるのをおすすめします。
『プルチーノ歯科東京院』の噛み合わせ治療とは?
プルチーノ歯科東京院では、咬合器はもちろん、デジタル顎運動測定器「アルクスディグマ」を使って噛み合わせ運動の検査をすることで、より機能的な顎運動の診断をおこなっております。
コンピューターできちんと噛めているかを確認して数値化するため、噛み合わせについてわかりやすくご説明することが可能です。
当院では、理想的な咬合状態に近づけるために、主に「補綴(ほてつ)治療」と「矯正治療」をご提案させていただいております。
噛み合わせの早期接触や側方・前方移動時の咬合様式を診断し、理想的な咬合状態に近づける補綴・矯正治療の治療オプションをご提案させていただきますので、噛み合わせが気になる方はぜひご相談ください。
※料金については変更になる場合もあるため、お問い合わせください。
噛み合わせ治療①:補綴(ほてつ)治療
当院では、噛み合わせ治療として補綴(ほてつ)治療を行っています。
補綴治療とは、歯を失った部分に人工物の歯を補う治療です。
歯の形を整えるのはもちろん、出来る限り理想的な噛み合わせを目指して治療していきます。
補綴治療には、被せ物や差し歯、インプラント、ブリッジ、入れ歯などの種類があります。
セラミック治療
当院では、セラミックを使用した詰め物・被せ物の治療を行っております。
セラミックはお茶碗などにも使用される陶材の一種で、天然歯と同じ色調や透明感を実現できるため、ぱっと見ただけでは詰め物や被せ物とは気付かれません。
セラミックは美しい見た目だけでなく、以下の機能的なメリットもあります。
- 銀歯に比べて歯との接着性に優れているため、二次カリエス(二次むし歯)の予防効果が期待できる
- メタルフリーなのでアレルギーの心配がない
- 変色や劣化を起こしにくく、詰め物や被せ物として寿命が長い
保険の白い詰め物・被せ物に使われる「レジン」はプラスチックの一種で天然歯に似た白い色調ですが、長く使っているうちに唾液などの水分を吸収して変色や劣化を起こします。
セラミック治療 | 80,000円(税込88,000円)〜170,000円(税込187,000円) |
インプラント治療
当院では、補綴治療としてインプラント治療を行っております。
手術室は完全個室で、「サージカルガイド」と呼ばれるマウスピース型の装置を患者さんに装着していただくことで、シミュレーション通りの位置・角度にインプラントを埋入することが可能です。
インプラントを埋入するための骨が足りない方の場合は、自家骨などで骨を増やす骨造成法にも対応しております。
インプラント埋入手術 | 385,000円~550,000円(※治療内容によって異なります。) |
噛み合わせ治療②:矯正治療
当院では、歯並び・噛み合わせを治す治療として、主に以下の3種類の矯正治療をおこなっております。
- ワイヤー矯正(表側)
- ワイヤー矯正(裏側)
- マウスピース矯正(インビザライン)
以下で、それぞれの矯正方法について詳しく解説していきましょう。
ワイヤー矯正(表側)
ワイヤー矯正(表側矯正)とは、歯の表側にブラケットと呼ばれる装置を歯科用接着剤で取り付け、ブラケットに通したワイヤーが元に戻ろうとする力を利用して矯正する方法です。
当院では、透明なブラケットと審美的なワイヤーで目立ちにくいワイヤー矯正(表側)
を行っております。
ワイヤー矯正(表側矯正) | 770,000~1,210,000円 |
矯正精密検査 | 55,000円~ |
ワイヤー矯正(裏側)
ワイヤー矯正(裏側矯正)は、表側矯正と同じ装置を歯の裏側に付ける矯正方法です。
リンガル矯正と呼ばれることもあり、目立ちにくく気づかれにくいのがメリットです。
ワイヤー矯正(裏側矯正) | 1,155,000~1,815,000円 |
矯正精密検査 | 55,000円~ |
マウスピース矯正(インビザライン)
マウスピース矯正は、透明なマウスピースを装着・定期的に交換することで歯を動かしていく矯正方法です。
当院では、インビザライン矯正認定医による「インビザライン矯正」を行っております。
世界でマウスピース矯正のメーカーは多いですが、、最も優れたシステムとされているのが「インビザライン」です。
「透明で薄いため目立ちにくい」「取り外しができて衛生的」「痛みが少ない」などメリットが多い矯正方法で、新しい矯正方法のスタンダードになりつつあります。
インビザライン矯正 | 770,000~1,210,000円 |
インビザライン部分矯正 片顎 | 330,000円 |
二期インビザライン矯正 | 330,000~550,000円 |
インビザラインファースト | 550,000円~ |
矯正精密検査 | 55,000円~ |
噛み合わせ治療なら田町駅から徒歩1分の「プルチーノ歯科東京院」にお任せください
田町駅から徒歩1分の「プルチーノ歯科東京院」では、噛み合わせ治療として「補綴治療」や「インビザラインを使った矯正治療」などを行っております。
矯正治療全般の知識・経験が豊富なインビザライン矯正認定医が治療を担当させていただきますので、ご興味のある方はまずは「無料矯正相談」でお話を伺えますと幸いです。
当院は、三田駅からも徒歩3分とアクセス抜群で、東京・千葉・埼玉・神奈川からをはじめ、全国からもたくさんの患者様にご来院いただいております。
商業施設の2階にあるため診療後はグルメやショッピングを楽しんでいただくことも可能で、平日はもちろん平人の時間が難しいかたのために土・日・祝も診療しております。
ご予約は、「お電話」からはもちろん「24時間WEB予約」からも受け付けております。