医院からのお知らせ
歯痛に頭痛薬は使える?歯の痛みの種類とくすりの情報・対処法を解説!
25.03.20
カテゴリ:医院からのお知らせ
歯の痛みはとても辛いものです。
ズキズキと強い痛みがあると、「眠れない」「食事が摂れない」など、生活に支障があることもあるでしょう。
そんな時に役に立つのが痛み止めです。
痛み止めは様々な時に使用する薬で、普段も頭痛がある時などに服用することがあるかもしれません。
今回は、頭痛薬は歯の痛みに効くのか、痛みの種類や対処法を解説していきます。
Contents
頭痛薬は歯の痛みに効く?
頭痛の時に飲む薬は、歯の痛みにも効果があります。
頭痛の時に飲む痛み止めは正式には「解熱鎮痛消炎剤」と言われるものです。熱を下げて炎症を鎮め、痛みを取り除きます。
市販の薬で飲んでもいいのか不安な場合には、パッケージの説明欄に「歯痛」と書いてあるか確認すると良いでしょう。
薬の例を紹介!
鎮痛剤にはたくさんの種類があります。
別の診療科でもらった薬が余っているといったこともあるでしょう。
有名な4つの鎮痛剤を紹介しますので、参考にしてください。
ボルタレン
手術後の痛みや頭痛、腰痛など、痛みに全般的に効く有名な痛み止めです。歯の痛みにも効果的です。
ロキソニン
頭痛や神経痛、術後の痛み、歯の痛みなどに効きます。
鎮痛剤には、鎮痛成分として痛みのもととなるプロスタグランジンという物質を抑える非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が配合されているものが多いです。「ロキソプロフェンナトリウム水和物(ロキソニン)」は歯科でもよく処方されているものです。
バファリン
ドラッグストアなどで市販されており、種類もたくさんあるので、知っている人も多いでしょう。頭痛や腰痛、生理痛に利用する方が多いと思いますが、歯痛にも効きます。
種類もたくさんあるので、薬局で購入する場合は、薬剤師さんに飲み方を確認してから利用するようにしましょう。
カロナール
アセトアミノフェンを成分とした鎮痛剤です。歯痛にも利用することができます。
安全性が高く、副作用も少ないですが、痛み止めとしての効果はゆるやかです。
正露丸
特殊な例として、腹痛の時に利用する正露丸があります。正露丸の説明には、「歯が痛む時に歯に詰めて使用する」と書かれています。
正露丸は粘土くらいの硬さなので、そのまま患部に押し込む形で利用します。詰めた正露丸は、時間の経過と共に自然に溶けていきます。
ただし歯科医としては、必ずしも推奨できる方法ではありません。
歯が痛む原因の一つに、歯の内部の圧力が高まることが挙げられます。正露丸で穴に蓋をしてしまうことで、かえって痛みが増すケースもあるので、注意が必要です。
歯痛にはどんな種類がある?
歯の痛みには、いくつかの種類があります。虫歯が原因のものもありますが、そうでない場合もあります。よく起こる痛みについて解説します。
虫歯の痛み
虫歯で歯に穴が開き、象牙質にまで到達すると痛みが出るようになります。
その後、歯の神経まで進行すると、歯髄腔の中の圧力が高まり、ズキズキと強く痛むようになります。
歯周病の痛み
歯周病は歯を支える歯槽骨などの組織が破壊されていく病気です。歯の根元や歯茎の周辺に痛みを感じることがあります。
軽度〜中程度の段階では、自覚症状があまりありませんが、中程度〜重度にまで進行すると、痛みが出ることがあります。
しみるような感覚や歯茎の腫れ、出血を伴うことがあります。
外科処置後の痛み
抜歯や歯の手術、インプラントの手術を受けた後は、痛みが出る可能性があります。
麻酔が切れた後から痛みが発生し、術後2〜3日をピークに腫れや痛みが出やすくなります。
この場合は、歯科医院で鎮痛剤や抗生物質が処方されることが多いです。
用法通りに服用するようにしましょう。
感染による痛み
歯の内部や、歯の根の先が感染すると、痛みが出るようになります。
このような場合、歯の痛みは持続的で強い痛みになることが多いです。顔が大きく腫れることもあります。
▼智歯周囲炎
親知らず周囲の歯茎が感染し炎症を起こす「智歯周囲炎」も痛みの原因になります。
特に半分歯茎に埋まっているような親知らずでは、リスクが高くなります。
顔が大きく腫れたり、口が開けられなくなったりする事もあります。
歯の亀裂や割れによる痛み
歯に亀裂や割れが生じると、痛みが出ることがあります。ズキンと刺すように痛んだり、噛んだり食事をした時に痛んだりします。大きく割れて、歯の内部が感染を起こしている場合は、ズキズキと強い痛みになることもあります。
歯が痛む時、鎮痛剤以外の対処方法は?
鎮痛剤で歯の痛みは抑えられますが、他にも次のような対処方法があります。
患部を冷やす
頬の外側から、冷やしたタオルや、冷却シートで冷やすようにしましょう。
氷を口に含むなど、患部を直接冷やすと刺激になります。知覚過敏の場合は
悪化することもあるので、優しく冷やすようにしましょう。
患部を清潔に保つ
歯磨きやうがいでできるだけ患部を清潔に保つようにしましょう。
ブラシを当てると痛い場合には、無理に当てなくて良いです。優しくうがいを繰り返しましょう。うがいをする時は、冷水や熱いお湯だと刺激になりますので、逆効果です。
常温〜ぬるま湯ほどの温度にしましょう。
歯に空いた穴に食べかすなどの汚れが詰まっていると、中で圧力が高まり、痛みが強くなることがあります。自分で取り除けるようならそっと取り除くようにしましょう。
症状が悪化する可能性が!?間違った対処法に注意!
次のような行動は、歯の痛みを悪化させる可能性があります。
行わないように注意しましょう。
患部に触れる
歯が痛むと、気になって指や舌で触りたくなるかもしれませんが、やめましょう。
症状が悪化することがありますので、なるべく触らないようにして過ごしましょう。
患部を温める
患部を温めると、血流が良くなり、痛みが増す可能性があります。
ゆっくり入浴するのも良くないので、シャワー程度にするのが良いです。
身体を動かす
運動など、激しく身体を動かすような行動は、血流が良くなり、痛みが増す可能性があります。出来るだけ安静にして過ごすようにしましょう。
お酒を飲む
飲酒も、血流が良くなり痛みが増すことがあります。
お酒を飲むと、感覚が鈍り、痛みがあることを忘れるかもしれません。しかし、後になってさらに強い痛みになる可能性がありますので、お酒は飲まないようにしましょう。
受診後に痛みが出やすい治療
歯科治療の中には、処置の後、痛みが出る可能性がある治療があります。
次のような治療の後は、痛みが出る可能性があります。
あらかじめ鎮痛剤を処方することも多いです。鎮痛剤が出ていない場合は、歯科医師に確認して、必要であれば処方してもらうようにしましょう。
- 抜歯等の外科治療
- 歯の神経を抜く治療
- 歯の神経に近い虫歯の治療 など
痛みがある場合の受診について
痛み辛い場合には、できるだけ早めに歯科医院を受診するようにしましょう。
歯科医院は予約制になることが多いですが、痛みなどのトラブルは、急患対応をすることが可能です。まずは電話で痛みの状態を伝え、受診する時間などの確認をするようにしましょう。
頭痛薬など、市販の薬を服用した場合には、「何をどのくらい飲んだか」歯科医師に伝えるようにしましょう。痛みの程度を確認したり、薬を処方する時の参考にしたりします。
当院の診療時間
月・火・水・木・金:10:00-19:00
土・日・祝:9:00-17:30
※休診日はお問い合わせください。
鎮痛剤を飲むほどの強い痛みがある場合には、まずはお電話をください。
当院は、Web予約にも対応していますが、直接お電話いただいた方がスムーズにご案内できることがあります。