医院からのお知らせ
保健診療と自費診療の違いは?歯科治療内容別に詳しく紹介!
25.03.20
カテゴリ:医院からのお知らせ
歯科治療では、保険が適用になる保険診療と自費診療があります
一般的に保険診療で治療をする人が多く、自費診療は高いというイメージがあるかもしれません。
しかし実際は、保険診療でできることは限られており、ベストな治療をするためには自費診療の方が良い場合があります。
今回は保険診療と自費診療の違いについて、メリットやデメリットを含め、治療内容別に詳しく紹介していきます。
Contents
保険診療の仕組み
健康保険証によって診療費の負担を安く済ませることができるシステムです。
保険診療では、治療における項目ごとに保険点数が決められており、その点数によって治療費が算出される仕組みです。一般的に総治療費のうち7割は国が負担するので、患者様の負担は3割になります。(※高齢者の場合は負担割合が異なります。また、小児の場合は自治体により医療費の助成があるため負担額が安くなることがあります。)
例えば、保険点数が1,000点の場合、治療費は10,000円になり、国の負担が7,000円、患者様の負担が3,000円になります。
保険診療のメリットとデメリット
保険診療は、必要最低限の治療を安価で国民が受けられるようにするためのシステムです。
そのため、保険診療でできることは限られています。
メリットとデメリットをまとめると次のようになります。
保険診療のメリット
- 費用が安い
- どこの歯科医院にかかっても治療費が同じ
基本的な虫歯治療や歯周病治療など。ほぼ全ての口腔内疾患を保険診療で行うことができます。費用も決まっているため余計な費用がかかることもありません。
保険診療のデメリット
- 治療方法や使用する材料が細かく定められている
- 症例によってはベストな治療が選択できないことがある
実は保険診療のメリットは、費用が安い以外にあまりありません。
特に歯科治療の場合は、治療方法や使用材料などが細かく定められているため、保険診療ではベストな治療が受けられないことがあります。
保険診療で行える歯科治療
虫歯治療、歯周病治療、抜歯、入れ歯の治療など、口腔内疾患のほぼ全てを保険診療で行うことができます。
ただし、デメリットに記載したように、決められた治療法、使用材料、手順で治療を行わなくてはなりません。
自費診療の仕組み
自費診療は、自由診療や保険外診療とも呼ばれ、治療費の全額が自己負担になります。
治療にかかる費用については、歯科医院ごとに決めることができ、自費治療で行えることも歯科医院ごとに異なります。
保険診療のような制限が無いため、患者様一人一人に合わせた最良の治療法を選択することができます。
自費診療のメリットとデメリット
自費診療は、自由診療とも言われるように、自由に治療法を選択することができます。
メリットとデメリットをまとめると次のようになります。
自費診療のメリット
- 最善の治療を選択することができる
- 性能のよい歯科材料を選択することができる
自費診療では、治療方法や使用する材料に制限がありません。
現在歯科治療では、最先端の治療や精度の高い治療は保険適用になっていません。自費治療であれば、最善の治療を選択することができます。
被せ物など歯科材料についても、セラミックなど、ご自身の歯にとって一番良いものを選択することができます。
自費診療のデメリット
- 費用が高額になる
- 治療方法や費用が歯科医院によって異なる
自費治療は費用が高額になること以外、デメリットはありません。
治療内容が歯科医院によって異なるので、治療法を選択する時に迷われるかもしれませんが、当院ではしっかりと相談の時間を設けて、患者様一人一人に合った最善の治療法をご提案させていただきます。治療内容に不安がある場合には、お気軽に歯科医師や当院のスタッフにご相談ください。
自費診療で行える歯科治療
自費治療で行える歯科治療で主なものを具体的に挙げていきます。
- インプラント治療
- セラミック治療
- ホワイトニング治療
- 矯正治療
- 自費の素材を使った入れ歯 など
当院では、自費診療で全額精密検査を行なっています。
全額精密検査は、いわば「お口の健康診断」です。歯科医師が歯、歯茎の状態はもちろんのこと、顎の骨や骨格タイプ、咬合状態などを詳細に検査し、虫歯や歯周病、自覚症状のない口腔疾患の早期発見に役立てるものです。
全顎精密検査を受けることで、検査時における口腔内の状態を把握し、早期に適切な治療を行うことができるようになります。そして、患者様一人一人に合った最善の治療をご提案させていただきます。
被せ物の治療の違い
保険診療と自費診療で違いが顕著なのが、被せ物の治療です。
保険適用の場合には、使用材料がはっきりと定められていますが、自費診療では審美性や機能性に優れた素材を選択することができます。
保険診療の被せ物
保険診療の被せ物は、いわゆる銀歯、もしくはCAD/CAM冠と呼ばれるプラスチックの被せ物です。
銀歯は金銀パラジウム合金という金属で作られています。
金銀パラジウム合金は、経年劣化のある素材で、金属が唾液中に溶出することによる金属アレルギーのリスクや、歯茎への色素沈着のリスクがあります。
また、劣化により歪みを生じるため、そこから二次的に虫歯になるリスクが高くなります。
見た目が銀色の金属色なので、歯の位置によっては目立ってしまうでしょう。
CAD/CAM冠は、歯と似たような色のプラスチックの被せ物です。使用できる歯に条件があります。
こちらは金属アレルギーのリスクはありませんが、プラスチックなので、耐久性が弱く、劣化により割れてしまうことがあります。
また、噛み合わせが強い歯や、歯ぎしりや食いしばりの癖のある方には向いていないことがあります。劣化により黄ばみが見られることがあります。
自費診療の被せ物
自費診療では、審美性や耐久性、機能性の高いセラミック素材の被せ物などを選択することができます。
セラミック素材は、天然の歯のような透明感のある色調を再現することができます。また、劣化がほとんどないため、変形や変色も起こりません。
歯質と被せ物の隙間から二次的に虫歯になるリスクも少なくなります。
セラミックは陶器と同様の素材で、急激な衝撃により破損するリスクがありますが、近年はより丈夫なジルコニアの登場によりその心配も少なくなりました。
ジルコニアは、スペースシャトルのボディにも使われる素材で、人工ダイヤモンドとも言われています。長期間に渡り審美性と機能性を維持することができます。
色にこだわりが無い場合には、生体親和性の高い、伸びがあるゴールドを選択することもできます。ゴールドは身体への馴染みがよく、安全性が高く、口腔内に適した素材です。
歯を失った場合の治療法の違い
歯を失った場合には、「入れ歯」「インプラント」「ブリッジ」いずれかの治療を行う必要があります。抜けたままにしていると、全体の噛み合わせのバランスが崩れ、他の残っている歯に負担がかかるなど、悪影響が出る可能性があります。
保険診療の場合と自費診療の場合に分けて、治療法の違いを解説します。
保険診療の場合
保険診療の場合は、入れ歯かブリッジの選択になります。
入れ歯の場合は、人工歯と人工歯の土台となる「床」で成り立っており、粘膜の上にのせて使用します。人工歯と床はプラスチック素材になります。
ご自身の歯が残っている場合には、クラスプという金属のバネを歯に引っ掛けて固定します。異物感や違和感が出やすいのが難点です。
ブリッジは、抜けた歯の隣の歯を支えにして橋渡しをするように被せ物を入れる方法です。保険適用の場合は、金銀パラジウム合金の銀歯になります。
自費診療の場合
自費診療の場合は、インプラントが選択肢に増えます。
インプラントは顎骨に直接人工歯根を埋め込むので、自分の歯のように使用することができます。
また、入れ歯の場合は素材の選択肢が増えます。違和感や異物感が少ないフィット感があるものを選択することも可能です。
ブリッジの場合は、セラミックやジルコニアでできた、審美性・機能性の高い素材を選択することができます。
当院で行なっている診療について
当院では、保険診療と自費診療に対応しています。
患者様のご希望を伺いながら、最善の治療法をご提案させていただきますので、治療内容に関して知りたいことや不安がある場合には、お気軽にご相談ください。