医院からのお知らせ
電動歯ブラシはいいの?歯医者さんが注意点を解説!
25.03.20
カテゴリ:医院からのお知らせ
家電量販店や広告などで、電動歯ブラシを見かけることがあると思います。
では果たして電動歯ブラシは使った方がいいのでしょうか?
メリットやデメリット、注意点について詳しく解説します。
Contents
電動歯ブラシには種類があるってほんと?
電動歯ブラシと一口に言っても、実はいろいろな種類があります。
種類によって特徴が異なり、場合によっては効果的に汚れが除去できないこともあります。
3種類の電動歯ブラシとその特徴をあげていきます。
高速運動電動歯ブラシ
ブラシが電動で往復または回転運動をするものです。
毛先が当たることで、歯の表面の汚れを落とします。ブラシがしっかり触れたところだけ汚れが落ちます。
さまざまな形態のものがありますが、回転運動をするものはブラシのヘッドが円型の形をしています。
通常の歯ブラシのような形態をして、バイブレーションで動くだけのものもあります。ただ振動しているだけのものは、汚れの除去効率は良くありません。
音波歯ブラシ
電動歯ブラシに音波の振動を発生させて汚れを除去するものです。
音波の振動は1分間に3万〜5万回です。音波振動で発生した水流や細かい泡によって、毛先に触れていない部分の汚れも浮かせます。歯周ポケット内や歯と歯の間部分の歯垢(プラーク)を浮かせるのに効果的です。
超音波歯ブラシ
電動歯ブラシに超音波の振動を発生させて汚れを除去するものです。音波ブラシよりも細かい振動で、1分間に100万〜150万回です。目に見えない速さで細かく動きます。
超音波の効果により、歯垢(プラーク)を浮き上がらせます。歯周病のある方の、歯周ポケット内の清掃にも効果的です。
歯垢除去能力が音波ブラシよりも強いと言われています。
電動歯ブラシは使った方がいいの?
電動歯ブラシ、特に音波ブラシや超音波ブラシであれば、しっかり歯面にブラシが当たれば、普通の歯ブラシよりも効率的に汚れを除去することができます。
しかし、電動歯ブラシでも上手く操作できなければ、汚れは残ります。
普通の歯ブラシでも上手く操作すれば、ほとんどの汚れは除去できるので、必ずしも電動歯ブラシが良いとは言い切れません。好みもあると思うので、普通の歯ブラシでも電動歯ブラシでも、使いやすいものを使用するのが良いでしょう。
上手く使うことが大切なので、使用方法が難しい場合には、歯科医院のブラッシング指導を受けていただくことをおすすめします。自宅の電動歯ブラシを歯科医院に持参するのも良いでしょう。
電動歯ブラシのメリット
電動歯ブラシには、メリットとデメリットがあります。両方の面を知って、使用するようにしましょう。メリットは次の通りです。
振動で効率的に汚れを除去できる
電動歯ブラシは高速な振動や回転を利用して、歯を磨くため、人間の手では難しい速度で汚れを除去することができます。
最新の電動歯ブラシでは、AIやスマホアプリを活用して、毎回の歯磨きの時間を記録したり、今磨いている場所を検知して磨き残しを確認したりできるものが出てきています。
そういった最新の技術を利用して歯磨きの管理ができるのは、効率的に汚れを除去すると共に、楽しく歯磨きを続けられるポイントになるでしょう。
年齢や性別を問わず一定の力で磨くことができる
電動歯ブラシは、電動歯ブラシの力に任せてブラッシングを行います。そのため、誰が利用してもほぼ一定の力で歯磨きを行うことができます。
例えば、力の弱い高齢者や手が不自由な方でも、汚れを落としやすくなります。
電動歯ブラシのデメリット
電動歯ブラシには、デメリットもあります。
デメリットも理解した上で使用するようにしましょう。
一般的な歯ブラシよりも高額
電動歯ブラシは1万円以上するものが多く、安価なものでも数千円します。
音波ブラシや超音波ブラシなど除去効率が良いものほど高額になります。先端部分の歯ブラシ(ヘッド)は消耗品になりますが、歯ブラシの交換も1,000円前後〜となり普通の歯ブラシより高くなります。
使い方を誤ると歯や歯茎を傷つける恐れがある
電動歯ブラシの一般的な使用方法は、ブラシを歯に軽く当て、振動の力で歯の汚れを落とすものです。普通の歯ブラシと同じようにゴシゴシと力を入れて当てると、歯や歯茎を傷つけてしまう可能性があります。
そうすると、知覚過敏を起こしたり、歯茎を傷つけ炎症を引き起こしたりする可能性があります。
磨いたつもりになりやすい
電動歯ブラシは、振動が強く、汚れが取れているような印象になりがちです。
実際にはしっかり歯面にブラシが当てられていない場合でも、磨いたつもりになり、磨き残しを作ってしまうことがあります。
管理に手間がかかる
電動歯ブラシは、その名の通り電動式ですので、充電の管理や電池の管理が必要です。
加えて、普通の手用歯ブラシと違い、コンパクトさに欠けるため、持ち歩きもしづらいのが難点です。また、器械のトラブルなどがあればメーカーへの問い合わせが必要です。
電動歯ブラシを使ったケア方法のポイント
電動歯ブラシは、普通の歯ブラシとは違った使用方法になります。
電動歯ブラシを使う時のポイントを紹介します。
ブラシは定期的に交換する
電動歯ブラシのブラシ部分(ヘッド)は、消耗品です。
メーカーにより交換する時期の目安は多少異なりますが、3ヶ月程度を目安に交換するようにしましょう。
歯磨き粉は使用しない方が良い
電動歯ブラシを使用する時に歯磨き粉を使用すると、必要以上に泡立ってしまい、上手くブラシが当てられなくなる可能性があります。泡によって磨いた気になることもあるでしょう。
また、歯磨き粉に研磨剤が含まれている場合には、歯の表面が削られてしまい、知覚過敏になる可能性もあるので注意が必要です。
歯磨き粉を使用したい場合には、発泡剤や研磨剤が含まれていないジェルタイプの利用がおすすめです。
必要に応じて清掃補助用具との併用が必要
電動歯ブラシは、適切に使用すれば汚れの除去効率が良くなりますが、万能ではありません。普通の歯ブラシを使用する時と同じように、必要に応じてデンタルフロスや歯間ブラシなど清掃補助用具との併用が必要です。
こんな方に電動歯ブラシがおすすめ!
電動歯ブラシは、適切に使用すれば、汚れの除去効率が良くなるおすすめの製品です。
電動歯ブラシは特に次のような方におすすめです。
手に力が入りづらい方
ご高齢または持病をお持ちの方など、手に力が入りづらく、上手く歯ブラシを動かせない方は電動歯ブラシがおすすめです。
普通の歯ブラシでは、力が入らず汚れが除去できない方でも、除去しやすくなります。
矯正装置が入っている方
歯に固定するタイプのワイヤー矯正装置が入っており、汚れが溜まりやすい方におすすめです。普通の歯ブラシや清掃補助用具を使っても上手く磨けない場合でも、電動歯ブラシを利用することで、装置の隙間の汚れが除去しやすくなります。
当院のブラッシング指導
当院では、予防歯科にも力を入れています。
今ある歯を悪くしないために、定期的なクリーニングやブラッシング指導を行なっています。もちろん電動歯ブラシをお使いの方にも歯科衛生士がご指導させていただきますので、ぜひブラッシング指導を受けてみてください。
当院の診療科目
一般歯科(虫歯の治療、入れ歯の治療など)
矯正歯科(成人矯正)・小児歯科(小児育成矯正・食育指導)・口腔外科(親知らずの抜歯など)
インプラント・予防歯科・歯周病治療・審美歯科(セラミック治療など)・ホワイトニング
当院では、患者様のお口の健康を守るために総合的な診療を行なっています。
どの分野でも切っても切り離せないのが、患者様自身に毎日行っていただく歯磨きです。
お口の状態に合わせた歯磨き方法をお伝えさせていただきます。