医院からのお知らせ
虫歯は同時に二箇所治療ができる?歯科の治療回数の疑問を解決!
25.03.20
カテゴリ:医院からのお知らせ
「歯科治療を始めたけれど、治療がなかなか終わらない。」
「虫歯がたくさんできてしまって、治療に時間がかかって大変だ。」
歯科治療を始めると、このように感じることもあるかもしれません。
歯科治療は実際、治療期間が長くなることが多く、治療完了までに時間がかかることが多いです。
今回は、虫歯治療が終わらなくてお悩みの方や、治療回数を減らしたい方に、虫歯治療の治療回数の疑問についてお答えしていきます。
また、同時に二箇所の治療ができるかについても詳しく解説します。
Contents
虫歯治療が1回で終わらない理由
虫歯治療は1回で終わらないことが多いです。
2回以上かかる場合に考えられる理由について解説します。
段階的に治療を行う必要があるため
歯科は医科と違って、投薬だけで治せる治療がほとんどありません。
歯科治療は手間のかかる処置が多く、根の治療をしたり、歯を削って型取りをしたり、被せたり、外科処置をしたり、症状に応じた治療を段階的に行います。
1回あたりの処置にも時間がかかるため予約制になっています。
それぞれの治療は、段階を踏まないと次に進めません。
例えば、被せ物を入れる場合には、虫歯部分を削り、被せ物の型取りをして、被せ物が出来上がったら装着します。
治療をする箇所が多ければ、それだけ回数や時間がかかるというわけです。
虫歯が深く歯の神経の治療が必要なため
一口に虫歯治療と言っても、虫歯の進行状態によって治療方法が異なります。
虫歯が深く神経にまで達している場合には、歯の神経を除去し、神経が入っていた根管内をきれいにする処置を行わなくてはなりません。
この処置をきちんと行わないと、根管内に菌が残り、再び感染を起こし、再治療が必要になってしまいます。
根管治療は、4回〜6回程度になることが多いです。歯の根の先に膿が溜まっている場合には、さらに回数がかかり10回程度になることもあります。
健康保険のルールがあるため
歯科治療を行うのにあたって、保険適用で行う場合には、決められたルールがあります。
例えば歯石の除去希望で受診した時に、「歯石が少なかったのに1回で終われなかった。」という経験をしたことはありませんか?
歯石除去を保険適用で行うためには、事前の歯周病検査による評価〜歯石除去〜再評価といった段取りを踏む必要がありますので、最低でも2回かかる仕組みになっています。
虫歯治療の場合も同様です。治療内容によって、1日でできる治療が限られている場合があります。
虫歯の進行段階に応じた治療回数について
虫歯治療は、虫歯の進行段階に応じて、治療内容が異なります。
患者様のお口の状態により多少異なることがありますが、一般的な治療法・治療回数は次の通りです。
軽度の虫歯
C1と言われる状態で、虫歯が歯の表面のエナメル質に限局しているものです。
エナメル質は、神経に刺激が伝わらない組織なので、痛みなどの自覚症状はほとんどありません。
虫歯部分を削って、詰め物を入れる治療を行います。CR(コンポジットレジン)充填と言われる粘土のような素材のプラスチックを詰めて、固める方法が一般的です。
このように軽度の虫歯は、1回の治療で終わらせることができます。
早めに虫歯に気づき、早めに治療をすることで、治療回数が少なくて済み、その分費用も抑えることができます。
中等度の虫歯
C2と言われる状態で、虫歯がエナメル質の下の象牙質にまで達しているものです。
象牙質は神経に刺激を伝える組織があるため、冷たいものがしみるなどの症状が起こっていることが多いです。
虫歯の範囲が狭ければ、軽度の虫歯と同様に、CR充填で済ませることができますが、多くの場合は型取りをして詰め物や被せ物を入れる処置になります。
虫歯部分を削ってから、型取りをし、詰め物や被せ物が出来上がったら、後日装着します
軽度の虫歯よりも通院回数が多くなり、2回〜4回程度の治療になります。
虫歯が歯の神経に達しているか判断が難しい場合には、仮の蓋の状態で痛みが出るか一旦様子をみる場合もあります。
なるべく神経を残すため、適切な治療法を見極めるのに必要な期間です。
重度の虫歯
C3と言われる虫歯が歯の神経にまで達したものです。
ズキズキとした痛みが起こっていることが多いです。
歯の神経を除去する必要があります。神経を取った後、根管内がきれいになるまで根管治療を繰り返します。
その上で、被せ物を入れる治療を行いますので、通院回数は10回近くなることがあります。根管治療に時間がかかる場合には、さらに回数がかかります。
歯のほとんどを虫歯で失った場合
虫歯が神経にまで達し、そこからさらに放置すると、歯がほとんど残っていない状態になります。歯の神経は完全に死んでしまい痛みは無くなっていることが多いです。
この場合は、残念ながら歯を残せないことが多く、抜歯になります。
抜歯は1回で終わり、その後の消毒でもう1回の通院していただきます。
治療回数は少ないですが、歯は抜いてしまったら元には戻りません。
歯を残して、しっかり噛める口を維持するためには、こうなる前に治療をするのが望ましいです。
同時に二箇所治療はできるの?
虫歯が複数の歯にある場合、1歯1歯、順を追って治療をしていくのが基本です。
同時に複数の歯を治療すると、全体の噛み合わせの状態に異常をきたすことがあります。治療中に痛みが出た時に、場合によっては原因の歯が特定しにくくなることもあります。
また、左右両方の歯で同時に治療をしていると、噛める場所がなくなり、治療中の食事に支障をきたしてしまいます。
一箇所ずつ噛み合わせを確認しながら、そして痛みが起きていないか確認をしながら、確実に治療を行っていくのが最良です。
ただし、隣り合った歯などは、同時に治療をしても支障が出ることが少なく、むしろ効率良く治療ができることがありますので、その場合は同時に二箇所の治療が可能です。
自費治療の場合の治療回数について
虫歯治療が1回で終わらない理由として、健康保険のルールがあることを解説しましたが、自費治療の場合はルールに関係なく治療をすることができます。
歯にかかる負担を考慮した上で、同時に複数箇所の治療をすることも可能です。
できるだけ早く治療を済ませたい方は、自費治療で可能になることもありますので、ご相談ください。
当院の虫歯治療について
当院では、一般的な虫歯治療に対応しています。
治療回数が気になる場合には、気軽にお尋ねください。症状に応じておおよその治療回数をご説明させていただきます。
また、当院の虫歯治療では、歯科医院が苦手な人でも安心して通えるよう「可能な限り削らない治療」「痛みに配慮した治療」「歯科治療での音への配慮」を行っています。
今回説明したように、歯科治療は何回も通院が必要になることが多いです。
できるだけ患者様のストレスを減らすことができるよう、スタッフ一同で対応させていただきますので、ご不安な点がある場合には、気軽にご相談ください。
<当院の診療科目>
一般歯科(虫歯治療、入れ歯治療)・矯正歯科(成人矯正)
小児歯科(小児育成矯正・食育指導)・口腔外科(親知らずの抜歯など)・インプラント治療
予防歯科・歯周病治療・審美歯科(セラミック治療など)・ホワイトニング
当院では様々な診療を行っており、虫歯治療だけでなく矯正治療や審美歯科まで、総合的な治療に対応しています。
どの治療でも、カウンセリングで治療期間などについて詳しくご説明させていただいています。