医院からのお知らせ
歯科治療中にお水や唾液が溜まるのが苦手な方へ!原因と対策
25.03.20
カテゴリ:医院からのお知らせ
歯科治療でお口の中に水が溜まって辛かった経験はないでしょうか。
治療では、水が出る処置がたくさんあります。
歯科医院では、出来るだけ患者様が辛くないように注意していますが、水が溜まると辛く感じる方はいらっしゃいます。
今回は、歯科治療中に水が溜まるのが苦手な方が、少しでもリラックスして治療を受けられるよう、歯科医院で行っている工夫や、患者様が楽に治療を受けるためのポイントなどを解説・紹介していきます。
Contents
歯科治療はどうしてたくさん水が出るの?
歯科治療では水が出る機械をたくさん使います。また治療を円滑に進めるために、お口の中を洗い流すのに水を使うことがあります。
歯科治療で水が出るタイミングを紹介します。
タービンを使う時
タービンは、「キーン」と高い音がなる歯を削る機械です。
歯科医院でよく使うので、歯医者さんというとこの機械をイメージする人も多いでしょう。音が苦手だという方もいるかもしれません。
タービンはダイヤモンドバーと言われる歯を削る道具を高速回転させる機械です。高速回転させるため、そのままでは熱を生じてしまい、歯に余計なダメージを与えてしまうため、水が出る仕組みになっています。
ですから、歯を削る時には、必ず機械から水が出ます。
コントラを使う時
コントラは、ゴトゴトと歯に響くような機械です。タービンよりも低速で回転します。
必ず水が出るわけではありませんが、摩擦熱を生じてしまうような時には、水を出すようにして使います。
超音波スケーラーを使う時
超音波スケーラーは、超音波の力を利用して歯石を取る機械です。熱を冷まし、歯の表面を洗浄するために水が出ます。
口の中を洗浄する時
歯科治療では、治療工程の中で施術部をよく見えるようにするためや、塗布した薬剤を洗い流す目的で、シャワーのように水を出して洗うことがあります。
唾液が溜まりやすいのはどうして?
歯科治療では、口を開けたままにする事が多いため、水の出る治療をしていない時でも、唾液がたくさん出て、お口の中に溜まってきてしまう人がいます。
唾液の分泌量には個人差がありますが、年齢が若い方や妊娠中の方は分泌量が多い傾向にあります。
唾液は実は多い方が、口の中の健康を維持するために良いので気にする必要はありませんが、普段から唾液の分泌量は普通なのに「飲み込めない」ために唾液が溜まっている場合は、飲み込みの機能が衰えている可能性もあるので注意が必要です。
治療中にむせてしまうのは加齢の影響?
治療中によくむせてしまうという人は、「嚥下(えんげ)」をするための口腔機能が衰えてきている可能性があります。
嚥下とは、口から入った水や食べ物を食道に送り込むための反射です。口や舌、咽頭などの筋肉がうまく連携する必要があるのですが、この連携がうまくいかないようになると、「誤嚥(ごえん)」を起こしてむせてしまいます。
誤嚥とは、本来食道を通って胃に運ばれるべき水や食べ物が、気管の方に入ってしまうことです。
嚥下の機能は、加齢と共に衰えてきますが、足腰を鍛えるのと同じように、鍛えることができます。ですから単に加齢だけが原因ではありません。例えばお話が好きでよく喋るという方は、高齢になっても嚥下機能がしっかりしているといったことが挙げられます。
治療中に限らず「むせる事が多い」という方は、お口を普段からよく使うように心がけると良いでしょう。
歯科医院で行っている工夫や対策
歯科治療では、お水が口の中に溜まることが多いため、歯科医師や歯科衛生士は次のことに気をつけて治療を行っています。
こまめに吸引する
歯科治療で、掃除機のように横で吸引する機械があるのを知っていますか?
バキュームという機械です。お口の中の水を吸引するための機械で、水が出る治療の時には必ず使用します。
バキュームを利用してお口の奥の方に溜まった水をこまめに吸引し、なるべく患者様が苦しくないようにしています。
ただバキュームは、水を吸い込むだけでなく、治療時に頬の粘膜や、舌が傷つかないように横に排除する役割もあります。
安全性を重視して、粘膜の排除を優先して行っている状況もあります。
お水が溜まって早く吸ってほしい時などは、遠慮せず手をあげて歯科医師やスタッフにお知らせください。
排唾管を使う
治療の内容によっては、排唾管というフックのような形をした器具を唇の横に引っ掛けて利用することがあります。口の中に溜まった水を常に吸ってくれるものです。
顔を横に向ける
頻繁にむせてしまう人は、顔を横に向けるなどして、むせにくいよう対策をさせていただくことがあります。特にご高齢の方で行うことが多いです。ただし治療によってはどうしても横に向けられない時もあります。
診療台の背もたれを少し起こす
治療中の診療台を少し起こすのも有効です。咽頭や気管の位置が変わって、水が気道に入りにくくなります。頻繁に水を吸引してもむせてしまうような高齢の方に行うことが多いです。
患者様自身でできる対策
治療中にお水や唾液が溜まって苦しい方は、次の対策を行うようにしましょう。
鼻呼吸
本来、人は鼻で呼吸をするのが正常な呼吸法です。
ところが、口で呼吸をする口呼吸が癖になっている人がいます。治療中、鼻でゆっくり呼吸をしていれば、息を止める必要はありません。
治療中は緊張もあり顔がこわばって息を止めてしまう人がいますが、出来るだけリラックスして鼻で呼吸をするようにしましょう。治療でお水が出ている時は、溜めておくようにしましょう。
お水が苦しいことを伝える
人によって、溜まっていても大丈夫な程度は異なります。
お水が溜まってきて苦しくなったら、左手を挙げて歯科医師に伝えるようにしましょう。
歯科治療でよく「左手を挙げてくださいね」と言われるのは、左手だと診療器具にぶつかったりする心配が少ないからです。
歯科医師や歯科衛生士は、診療をしながら、患者様の動きをしっかり見ていますので、左手が上がれば治療を中断します。すぐに診療台の椅子を起こしますので、安心してください。
舌の運動をして口腔機能を鍛える
「むせやすい」という人は嚥下の機能が衰えている可能性があります。嚥下機能を鍛えるのには、「舌の運動」が効果的です。
舌は筋肉でできた器官で喉の奥の筋肉とも繋がっています。舌を口の中でグルンと回したり、左右の頬をぐっと押すなど、意識して動かしてみましょう。
当院で行っている診療
当院は、様々な診療に対応しています。
一般的な虫歯治療だけでなく、予防歯科や審美歯科治療、ホワイトニング、矯正治療も行っています。また、通院が難しくなった方に訪問歯科診療も行っていますので、ご高齢のご家族の治療でお悩みの方もぜひご相談ください。
<診療科目>
一般歯科・矯正歯科(成人矯正)・小児歯科(小児育成矯正・食育指導)
口腔外科・インプラント・予防歯科・歯周病治療・審美歯科・ホワイトニング
当院までのアクセス
当院は、駅近でアクセスの良い立地にあります。
通勤や通学の途中でも通いやすいです。
- JR山手線 京浜東北線「田町」駅 芝浦口(東口)から徒歩1分
- 都営浅草線・三田線「三田」駅から徒歩3分
当院のご予約方法
当院の診療日・診療時間は次のとおりです。
月・火・水・木・金 10:00〜19:00
土曜・日曜・祝日 9:00〜17:30
診療時間内に受付までお電話でご予約いただくか、Webサイトからのオンライン予約をご利用ください。
「どうしても頻繁にむせてしまう」など、治療に関して、受診前に知っておいてほしいことがあれば、お気軽にお伝えください。