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セラミック治療って何?歯科のセラミック治療の特徴・保険治療との違いを詳しく解説!
25.02.14
カテゴリ:医院からのお知らせ
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セラミック治療は、審美歯科治療で行われる施術で、天然の歯のような審美性に優れた素材の被せ物を入れる治療法です。
口元の見た目を美しくすることができ、自信にもつながります。
当院では、20歳代の若い方だけでなく、50〜60歳代以上の方もセラミック治療を希望する方がいます。
口元が美しくなると、見た目も若々しくなるので、おすすめです。
今回はセラミック治療の特徴や保険治療との違いについて、詳しく解説していきます。
セラミック治療の特徴
セラミック治療は、セラミック(陶材)素材の被せ物や詰め物を入れる治療です。
虫歯を削った後の被せ物・詰め物、外傷後の被せ物として利用されます。審美性・精度が高く、自分の歯にぴったりと合わせることができます。
過去に虫歯治療などで被せた保険適用の被せ物は、セラミックの被せ物に変えることもできます。
また、セラミックの被せ物を利用して、歯並びのわずかなズレを矯正するセラミック矯正という方法もあります。
様々な見た目の悩みを解消することができるセラミック治療は、当院でもおすすめしている治療法です。
セラミック治療のメリットとデメリット
どんな治療でもそうであるように、セラミック治療にはメリットとデメリットがあります。
両方を考慮した上で治療の検討をするのが良いでしょう。
メリットとデメリット両方を紹介していきます。
セラミック治療のメリット
▼審美性が高い
とにかく見た目が良いのがメリットです。透明感のある白さを再現することができ、天然歯との区別がわからないほどの仕上がりです。
▼耐久性がある
セラミックは経年による劣化がほとんど起こらず、長持ちする素材です。しっかりとケアをすれば、長期にわたって使用することができます。
白さも変わらず、長く使用していても素材そのものの変色はほとんど起こりません。
▼二次虫歯になりにくい
セラミックは劣化による変形が起こらないため、セラミックと実際の歯質の間に隙間ができにくく、そこから二次虫歯になるリスクが少ないと言えます。
セラミック表面もツルツルとしていて汚れがつきにくいという特徴があります。
▼金属アレルギーの心配がない
セラミックは金属を使用していない素材なので、金属アレルギーの心配がありません。
セラミックの種類で、メタルボンドという内側が金属、外側がセラミックでできた被せ物があります。この場合は、金属アレルギーの心配があります。
メタルボンドは強度がある被せ物ですが、同様に強度のあるジルコニアが主流になってきているため、あまり使用されなくなっています。
セラミック治療のデメリット
セラミックは優れた素材であり治療もメリットの多いものですが、デメリットもあります。
▼費用が高額になる
セラミック治療は保険が適用にならないため、自費治療になります。
通常の保険診療と比べて費用が高額になります。
費用の相場は被せ物の場合は8万円〜18万円程度、詰め物の場合は4万円〜8万円程度です。
当院の場合は、セラミックの種類や形態等によりますが、80,000円(税込88,000円)〜170,000円(税込187,000円)で治療が可能です。
▼割れてしまうリスクがある
セラミックは強度があり耐久性もある素材ですが、急激な衝撃や持続して強い力が加わることにより割れてしまうことがあります。
陶器を落とした時に、割れてしまうのをイメージするとわかりやすいです。
歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合や、噛む力の強い奥歯の場合には、セラミックの中でも強度の高いジルコニアを利用するのが良いでしょう。
▼歯を削る必要がある
既に被せ物をしている歯をセラミックにやり替える場合は、歯にかかる負担は少ないですが、健康な歯を削ってセラミック治療を行う場合には、歯を削るリスクがあります。
削ってしまった歯質は元には戻りません。
神経にある歯の場合、削ることで痛みが出てしまう場合もあります。その場合は状況によって神経を取る治療を行うこともあります。
歯を白くする方法にはホワイトニング治療もありますし、歯並びを整える方法には矯正治療もあります。
よく考えてから選択するようにしましょう。
▼長期間使用するためにはメンテナンス・ケアが必要
セラミックは人工物なので、セラミックが虫歯になることはありませんが、ケアを怠ると、根本から虫歯になる場合や歯周病になる場合があります。
長期間使用し続けるためには、天然歯と同様にしっかりとケアをする必要があります。
保険適用の治療と違いとは
保険適用で被せ物・詰め物をする場合には、主に2種類の方法があります。
いわゆる銀歯と言われる金属を入れる方法と、CAD/CAMと呼ばれるコンピューターシステムで作ったプラスチックを入れる方法があります。
いずれも保険治療なので、安価で施術を受けることができますが、強度や耐久性・審美性はセラミックに劣ります。それぞれの特徴を解説していきます。
保険適用の銀歯
保険適用の銀歯は、「金銀パラジウム合金」と呼ばれるものです。
丈夫ですが、経年による劣化で変形を生じるため、数年で作り替えが必要です。金属と歯質の間に隙間ができてしまうと、そこに汚れが溜まり、二次虫歯になるリスクが高くなります。また金属アレルギーの原因にもなります。
接着剤も劣化が起こりやすいので注意が必要です。
保険適用のCAD/CAM冠(CAD/CAMインレー)
ここ数年で保険適用の範囲が広がっているのが、CAD/CAM冠(CAD/CAMインレー)と呼ばれる、プラスチック素材の被せ物・詰め物です。
お口の中全体の噛み合わせの状態により、適用できない位置の歯もありますが、多くの場合で使用することができます。
プラスチックなので、強度があまりないですが、歯と似たような色の被せ物・詰め物を入れることができるというメリットがあります。
経年劣化による変形や変色がありますので、数年で作り替えが必要になります。
セラミックを長持ちさせるポイント
セラミック治療のデメリットでも解説したように、セラミックは耐久性・機能性に優れた素材ですが、割れてしまうリスクがあります。
また根本から虫歯になるリスク、歯周病になるリスクがあります。セラミックを長持ちさせるポイントについて解説していきます。
ナイトガード(マウスピース)を装着する
歯ぎしりの癖がある場合には、就寝中にナイトガードを装着するのがおすすめです。
無意識下で行ってしまう歯ぎしりは、想像以上に強い力が加わっています。ナイトガードを装着することでセラミックにかかる力を緩和させ、破損を防止することができます。
定期検診を受ける
定期的にセラミックの歯のチェックを受けることが必要です。
装着したばかりの時は合っていても、使用しているうちに噛み合わせ等が変わってくることがあります。
噛み合わせが不均等になっていると、どこかの歯に過度な力がかかってしまうことがあります。セラミックの破損にもつながりますので、必ず定期検診を受けるようにしましょう。
定期的に歯科医院のクリーニングを受ける
セラミックの歯は汚れが付きにくい素材ですが、それでも数ヶ月経てば、磨き残しの汚れや歯石が溜まります。定期的に歯科医院のクリーニングを受けるようにしましょう。
もちろん周囲の他の歯のクリーニングも同時に行いますので、お口全体の健康を保つことができます。
当院の診療のご案内
当院は、セラミック治療のほか、様々な診療科に対応しています。ホワイトニング治療など、他の治療と組み合わせることで、より綺麗な見た目の口元にすることができます。
また、歯を失った方の治療にも対応しています。セラミックはインプラントの上部構造としても使用しており、審美性がとても高くなります。入れ歯のことでお悩みの方も、ぜひご相談ください。
<診療科目>
一般歯科・矯正歯科(成人矯正)・小児歯科(小児育成矯正・食育指導)・口腔外科・インプラント・予防歯科・歯周病治療・審美歯科・ホワイトニング
<診療時間>
月・火・水・木・金曜日 10:00〜19:00
土・日・祝日 9:00〜17:30
休診日:詳しくはお問い合わせください
<当院までのアクセス>
- JR山手線、京浜東北線「田町」駅から徒歩1分
- 都営浅草線、三田線「三田」駅から徒歩3分
商業施設内にあり、隣接した駐車場もあるので、お車やバイクでもお越しいただけます。