インビザライン
「自分が過蓋咬合なのか知りたい」
「将来的にどんなリスクがある歯並びなの?」
過蓋咬合(かがいこうごう)は、奥歯で噛んだときの噛み合わせが深く、上の前歯が下の前歯を半分以上隠している不正咬合です。
出っ歯や受け口などと比べると見た目による不具合がわかりにくいため、治療の必要性を感じない方もいらっしゃるかもしれません。
しかし過蓋咬合は見た目よりも機能性に問題がある歯並びで、歯や顎への直接的なダメージがあり、筋肉を通して肩こりや頭痛に繋がりやすいといったリスクがあります。
年齢と共に症状が悪化しやすいため、早めの治療がおすすめです。
今回は、過蓋咬合の原因や田町駅からリスク、田町駅から徒歩1分のプルチーノ歯科東京院のインビザラインを使った「過蓋咬合の治療法」について詳しく解説していきましょう。
Contents
過蓋咬合(かがいこうごう/ディープバイト)とは?
過蓋咬合とは、奥歯で噛んだとき、上の歯が下の歯に過剰に被さりすぎている状態のことです。
「ディープバイト(deep bite)=深咬み」とも呼ばれており、具体的な位置を知る指標として「オーバーバイト」というものがあります。
オーバーバイトとは、奥歯で噛んだときに上の前歯が下の前歯を覆っている垂直的距離のことで、正常な歯並びのオーバーバイトは2~3mmほどです。
過蓋咬合のオーバーバイトは6mm以上とされており、上の前歯が下の前歯の2/3以上を覆った状態で、下の前歯が見えにくい、または見えない噛み合わせを意味します。
前歯が正しく噛み合っていないため、上の前歯や歯ぐきだけでなく顎間接にも負担がかかりやすい不正咬合です。
過蓋咬合の原因
過蓋咬合の主な原因は以下の5つです。
- 原因①:重度のむし歯などによる歯の早期喪失
- 原因②:歯ぎしりや食いしばり
- 原因③:上下の顎の発育バランスが悪い
- 原因④:上の前歯が大きく伸び過ぎている
- 原因⑤:顎間接の異常
以下でそれぞれの原因について詳しく解説していきます。
原因①:重度のむし歯などによる歯の早期喪失
奥歯をむし歯などで失って歯の高さを失った場合、噛み合わせが深くなり、過蓋咬合(ディープバイト)になることがあります。
また、乳歯時代にむし歯などが原因で奥歯が抜けてしまった場合も、そのまま放置すると、噛み合わせが低くなって過蓋咬合を引き起こすことがあります。
原因②:歯ぎしりや食いしばり
日常的に歯ぎしりや食いしばりを行うと、奥歯が削れて高さが低くなり、過蓋咬合になることがあります。
原因③:上下の顎の発育バランスが悪い
上下の顎の発育バランスが悪い場合も、過蓋咬合になることがあります。
成長時に上顎が成長し過ぎたり、下顎が上顎に比べて正しく成長しなかったりしたことが原因です。
その結果、顎の大きさや位置のバランスが悪くなり、過蓋咬合を引き起こすケースがあります。
原因④:上の前歯が大きく伸びすぎている
上の前歯が大きく伸び過ぎている、奥歯が短くなっているなどの、歯の形や大きさが原因で過蓋咬合になることがあります。
乳歯時期の生え変わり時のトラブル、乳歯時期のむし歯や食いしばりなどが原因です。
原因⑤:顎間接の異常
顎関節の状態に異常があると、上下の位置関係に影響し、噛み合わせが深くなることがあります。
過蓋咬合のリスク
過蓋咬合をそのままにしておくと、次のようなリスクがあるため注意が必要です。
- リスク①:咀嚼しにくい
- リスク②:奥歯のすり減りが激しくなる
- リスク③:出っ歯やガミースマイルになることがある
- リスク④:上の前歯や歯茎にダメージがかかる
- リスク⑤:詰め物や被せ物が取れやすい
- リスク⑥:将来的に早く歯を失う可能性がある
- リスク⑦:顎関節症を引き起こしやすい
以下でさらに詳しく解説していきます。
リスク①:咀嚼しにくい
過蓋咬合は前歯の噛み合わせはもちろん、奥歯も噛み合っていないことが多いため、咀嚼しにくいのがデメリットです。
食べ物を十分に咀嚼せずに飲み込むと、胃腸に大きな負担がかかってしまいます。
リスク②:奥歯のすり減りが激しくなる
前歯が正しく噛み合っていないため、奥歯に過剰な負担がかかってしまい、奥歯のすり減りが激しくなるリスクがあります。
リスク③:出っ歯やガミースマイルになることがある
過蓋咬合は、出っ歯やガミースマイルを併発しやすい不正咬合です。
■出っ歯
過蓋咬合では下の前歯が上の前歯を食い込むように裏側から突き上げてしまうため、上の前歯が前方に傾いて出っ歯になることがあります。
また、上の前歯が下の前歯に被さることで、どうしても上の前歯が目立ってしまい、出っ歯のように見えることもあります。
■ガミースマイル
上の前歯が下方向に延びている過蓋咬合は、上の前歯の歯ぐきも下方向に伸びてしまいます。
その結果、笑ったときに歯ぐきが大きく見えるガミースマイルになりやすいのです。
リスク④:上の前歯や歯茎にダメージがかかる
過蓋咬合では、下の前歯の先端が上の前歯の裏側や歯ぐきに当たりやすく、ダメージや炎症が起こりやすくなってしまいます
リスク⑤:詰め物や被せ物が取れやすい
過蓋咬合は噛み合わせが深いため、歯に強い力が加わってしまいます。
そのため、詰め物や被せ物、入れ歯、インプラントなどが壊れやすくなるリスクがあります。
リスク⑥:将来的に早く歯を失う可能性がある
前歯が噛み合わないせいで奥歯に過度な力がかかるため、奥歯の寿命が短くなるリスクがあります。
前歯においても、唾液の自浄作用などが上手く働かずむし歯や歯周病になりやすく、早期に歯を失う可能性があります。
リスク⑦:顎関節症を引き起こしやすい
過蓋咬合は上の歯と下の歯の接触が多いため、顎間接への負担が大きくなります。
上の歯が下の歯に深く被さることで徐々に下顎が動かしづらくなり、顎が痛くて口が開けられなくなったり、顎を動かすとカクカクと音がしたりする顎関節症のリスクが高まります。
過蓋咬合の治療法
過蓋咬合の治療の目的は、噛み合わせの高さを正常にすることです。
歯列矯正で、前歯と奥歯が正常な位置で噛み合うように治療します。
過蓋咬合はインビザラインでの治療が向いています
プルチーノ歯科東京院では、インビザライン」による過蓋咬合の治療を行っております。
インビザラインとは透明なマウスピースを歯に装着することで歯並びを整えていく方法で、「目立ちにくい」「痛みが少ない」「取り外せる」などの特徴があり、特に周囲に知られずに矯正したい方に人気の方法です。
マウスピースで歯の咬合部分をしっかり覆うことができるので、付けるだけで噛み合わせを浅くできます。
過蓋咬合の原因の一つである歯ぎしりから歯を守ってくれる上に、被せ物や詰め物が多い歯も守ってくれます。
インビザラインでの過蓋咬合の治療法は、主に以下の4つの治療の組み合わせです。
- ①上顎の前歯の圧下
- ②奥歯の呈出
- ③奥歯のアップライト
- ④顎間接の問題を加味する
以下でそれぞれのに治療法について詳しく解説していきます。
①上顎の前歯の圧下
上の歯を圧下し、下の歯が見えるようにする治療法です。
圧下とは歯の移動方向の一つで、「歯の根っこ方向への移動」を意味します。
軽度な過蓋咬合の場合は、この前歯の圧下(前歯を沈める)だけで治療できることもあります。
どれだけ圧下できるかは、インビザライン矯正認定医が、解剖学的状態や目標とする顔貌から分析します。
当院には、複数のインビザライン矯正認定医が在籍しております。
②奥歯の呈出
提出も歯の移動方向の一つで、「歯が出てくる方向への移動」を意味します。
奥歯を引き上げると、奥歯が先に噛み合うので、前歯の噛み合わせが浅くなります。
③奥歯のアップライト
傾いている奥歯を起こすことで、奥歯が先に噛み合うようになります。
④顎間接の問題を加味する
噛み合わせが深い人は強く噛み過ぎていたり、顎が動かしにくかったりする場合が多いので、顎関節の問題を加味しながら治療していくことが大事です。
重度の過蓋咬合の場合は抜歯が必要なこともあります
重度の過蓋咬合の場合は、小臼歯の抜歯が必要なこともあります。
抜歯が悪いわけではなく、抜歯をすることで目標とする美しいフェイスラインに近づけられることもあるからです。
当院では患者さんのご希望をしっかりお聞きした上で、一人ひとりに合った治療法を提案させていただきます。
インビザラインとワイヤー矯正を併用することもあります
インビザラインだけでは難しい症例の場合は、ワイヤー矯正を併用することもあります。
当院では、透明なブラケット・審美的なワイヤーを使用しておりますので、目立ちにくいワイヤー矯正です。
骨格的なことが原因の過蓋咬合の場合は外科手術が必要な場合もあります。
プルチーノ歯科東京院のインビザライン治療の特徴3つ
プルチーノ歯科東京院のインビザライン治療の特徴は以下の3つです。
- 特徴①:インビザライン矯正認定医が治療を行う
- 特徴②:インビザラインの症例数が多い
- 特徴③:無料矯正相談でどのような歯並びになるか事前シミュレーションができる
以下でさらに詳しく解説していきます。
特徴①:インビザライン矯正認定医が治療を行う
インビザラインは3Dスキャナーを使って治療計画を立てることから、どのような歯科医師でも同じ診断結果になると思われることがありますが、クリンチェックは矯正完了までのプロセス(歯だけのシミュレーション)であって、診断ではありません。
インビザラインを成功させるにはインビザライン・システムに対する深い知識が不可欠です。
当院では、インビザライン矯正認定医がインビザライン治療を行います。
インビザライン矯正認定医は、インビザラインについての知識・経験が豊富で、クリンチェックの結果から途中経過やリスクを予測しながら進めることが可能です。
特徴②:インビザラインの症例数が多い
インビザライン治療を成功させるためには、インビザラインの症例数が多い歯科医院を選ぶことが重要です。
インビザライン矯正認定医は、年間のインビザライン症例数で以下のようにランク分けされており、当院は上から2番目のダイヤモンド・プロバイダーの称号を得ております。
- ■ブラックダイヤモンド・プロバイダー(年間401症例以上)
- ■ダイヤモンド・プロバイダー(年間151~400症例)
- ■プラチナエリート・プロバイダー(年間101~150症例)
- ■プラチナ・プロバイダー(年間51~100症例)
- ■ゴールド・プロバイダー(年間21~50症例)
- ■シルバー・プロバイダー(年間11~20症例)
- ■ブロンズ・プロバイダー(年間1~10症例)
特徴③:無料矯正相談でどのような歯並びになるか事前シミュレーションができる
当院では、初診料・カウンセリング料・歯並びシミュレーションの全てが無料の矯正相談を行っております。
「自分は過蓋咬合なのか」「治療した方がいいのか」「具体的な費用が知りたい」など気になる方は、お気軽にご相談ください。
最終的な歯並びまでのおおよそのシミュレーションを受けていただけますので、モチベーションアップに繋がる方が多いです。
無料矯正相談は、プライバシーが守られる個室で行います。
メリットを知っていただくことも大事ですが、デメリットを理解していただくことも同じぐらい重要なので、当院では矯正治療のメリットからトラブル対策、費用までしっかりご説明します。
実際に過蓋咬合の治療をするかどうかは、矯正相談後にゆっくりご検討いただけますので、ご安心ください。
インビザライン治療にかかる費用
矯正治療は基本的に保険適用外のため、社会人になってお金に余裕ができてから始めようという方が多い印象です。
矯正治療は何歳からでも初めていただけますが、歯は若い方が動かしやすいため、できれば早くに治療を受けた方が短期間で矯正できます。
当院では、患者さんができるだけベストなタイミングで矯正治療ができるように、クレジットカードやデンタルローンでのお支払いを取り入れております。
インビザライン全体矯正 | 770,000円〜(毎月4,991円~の分割払いが可能、120回払い、ボーナス払い20回:ボーナス月加算16,224円/月) |
インビザライン部分矯正 | 片顎:330,000円~(毎月3,294円~の分割払いが可能、120回払い、ボーナス払いなし) |
矯正精密検査 | 55,000円 |
調整料(調整内容が必要な場合のみ) | 抜歯 1本5,500円 アタッチメントの付与/IPR 5,500円 アタッチメントの除去 5,500円 追加アライナー 9,900円 |
※料金については変更になる場合もあるため、お問い合わせください。
まとめ
プルチーノ歯科東京院では、世界シェア率No.1のマウスピース矯正「インビザライン」を使った過蓋咬合の治療を行っております。
過蓋咬合はかつてマウスピース矯正での改善が難しいとされていましたが、インビザラインの症例数が増えて適応範囲が広がったことで近年は治療可能なケースが増えてきました。
過蓋咬合は見た目はあまり気にならない方もいらっしゃいますが、放置すると機能性に問題が出てくる噛み合わせなので、できるだけ早く治療するのがおすすめです。
当院では初回限定の無料矯正相談を行っておりますので「自分は過蓋咬合かも」「ディープバイトを治す具体的な費用が知りたい」など何でもお気軽にご相談ください。