インビザライン
「“噛み合わせが深い”と言われたことがある」
「下の前歯で上の前歯の歯ぐきが傷つく」
「過蓋咬合ってインビザラインで治せるの?」
「過蓋咬合」とは、上下の歯が正常な噛み合わせではなく、上の歯が下の歯に大きく被さっている状態のことを指します。
見た目よりも機能性に問題があるとされる不正咬合で、年齢を重ねると症状が進行しやすいため早期治療がおすすめです。
プルチーノ歯科東京院では、インビザラインを使った過蓋咬合の治療を行っております。
透明なマウスピース型矯正なので目立ちにくく、ワイヤー矯正に比べて痛みが少なく通院回数も抑えられるなどメリットが多い矯正方法です。
今回は、過蓋咬合の原因や放置した場合のリスク、当院のインビザラインを使った過蓋咬合の治療法について解説していきましょう。
Contents
過蓋咬合(かがいこうごう)とは?
過蓋咬合(かがいこうごう)とは、奥歯で噛み締めたときに、上の歯が下の歯を覆い隠すほど深い噛み合わせのことです。
「ディープバイト」「オーバーバイト」と呼ばれることもあります。
通常、正面から見たときに、上の前歯によって隠される覆い隠される下の前歯は2〜3mm程度ですが、過蓋咬合の場合は半分以上、又はすべて覆い隠されています。
過蓋咬合が進行すると、下の前歯が上の前歯の歯ぐきに噛み込んで歯ぐきを傷付けてしまうこともあるため、注意が必要です。
さらに重度になると、上の歯が下の歯を完全に覆って、上の歯が下の歯の歯ぐきに噛み込んでしまうこともあります。
過蓋咬合は早期治療がおすすめです
過蓋咬合は、ぱっと見ただけでは気付かれにくく、噛み合わせは深くても歯並びはキレイな方もいらっしゃいます。
そのため、若いうちから治療する方はあまりいません。
しかし過蓋咬合を放置すると、奥歯に過度な負担がかかって顎関節症になるリスクが高くなるため、注意が必要です。
また、年齢とともに症状が進行する傾向にあり、早めの治療をおすすめします。
お子さん(5~12歳頃までの混合歯列期)の場合は、顎の成長を利用して非抜歯で矯正できる可能性が高いのが大きなメリットです。
当院では、プレオルソやインビザライン・ファーストなど取り外しのできる装置での矯正を行っておりますので、ご興味のある方は無料矯正相談でお話をお聞かせいただけますと幸いです。
過蓋咬合のリスク
過蓋咬合は見た目以上に様々なリスクがあるため、放置せずに早期に治療するのがおすすめです。
歯科医師の診断と適切な治療を受けることで、以下のリスクを低減できます。
- 上顎の前歯の歯ぐきが傷付きやすくなる
- 詰め物や被せ物が破損しやすくなる
- 顎関節症のリスクが高くなる
- 胃腸の負担が大きくなる
- 発音しにくくなる
- ガミースマイルになりやすくなる
以下で、それぞれのリスクについて詳しく解説していきましょう。
上顎の前歯の歯ぐきが傷付きやすくなる
過蓋咬合は噛み合わせが深いため、下の前歯で上の前歯の歯ぐきを傷つけてしまうリスクがあるのがデメリットです。
歯ぐきが傷つけられると、歯肉炎や歯周病など様々な口腔内トラブルが引き起こされる可能性があります。
詰め物や被せ物が破損しやすくなる
過蓋咬合は前歯が上手く噛み合わず、奥歯に過度な負担がかかりやすいため、奥歯がすり減るなどのダメージが考えられます。
詰め物や被せ物がある場合は、欠けたり割れたりする可能性があります。
顎関節症のリスクがある
過蓋咬合は噛み合わせが深く、食いしばりが強くなるため、顎に過度な負担がかかって顎関節症になるリスクがあるのがデメリットです。
顎関節症の症状には、顎関節の痛みやカチカチという音、口を開けにくいなどの症状があります。
頭痛や肩こり、腰痛なども引き起こされる可能性もあります。
胃腸の負担が大きくなる
過蓋咬合は、前歯で上手く咀嚼できないため、食べ物を十分に噛み砕くのが難しい場合もあります。(前歯だけでなく、奥歯の噛み合わせも悪いケースもあります)
その結果、胃腸に過度な負担がかかり、消化不良を引き起こすリスクがあります。
発音しにくくなる
過蓋咬合は、下顎の動きが制限されるため、発音しにくくなる可能性があります。
ガミースマイルになりやすくなる
過蓋咬合を放置すると、ガミースマイルになりやすくなります。
ガミースマイルとは、笑ったときに上の前歯の歯ぐきが過剰に露出している状態です。
上の歯列が下の歯列よりも前方や上方に突出している過蓋咬合は、上の前歯の歯ぐきが露出しやすくなってしまうからです。
また、下の前歯が上顎を突き上げることにより、上の前歯が前方に押されて出っ歯になるリスクもあります。
過蓋咬合の原因
過蓋咬合の主な原因は以下の5つです。
- 顎の位置
- 顎の大きさ
- 歯の生え方
- 悪癖
- 奥歯のむし歯
以下で、ぞれぞれの原因について詳しく解説していきましょう。
顎の位置
上顎が前方や上方、又は下顎が後方に位置している場合は、過蓋咬合の原因になります。
顎の大きさ
上顎と下顎の成長が不均衡で、上顎が下顎よりも著しく大きくなった場合や、下顎が上顎に比べて未発達な場合は、過蓋咬合の原因になります。
歯の生え方
歯が以下のような生え方をしている場合は、噛み合わせが深くなりやすく、過蓋咬合の原因になります。
- 上の前歯が前方に、下の前歯が後方に傾いている
- 上の前歯が下の前歯を覆ってしまうほど伸びている
- 奥歯に十分な高さがない
悪癖
以下のような日常的な悪癖がある方は、正しい咬み合わせが乱れ、上顎が下顎よりも前方や上方に突出してしまうことがあります。
- 指しゃぶり
- 頬杖
- 口呼吸
- 食いしばりや歯ぎしり
- 唇を噛む
口呼吸は、口元の筋肉のバランスが乱れ、歯並びや噛み合わせを悪くさせます。
食いしばりや歯ぎしりの癖がある方も注意が必要です。食いしばりや歯ぎしりによって奥歯が削れ、噛み合わせが低くなるからです。元々噛む力が強い方も注意が必要です。
幼少期に指しゃぶりをする癖があった方は、上の前歯が押されることにより過蓋咬合や出っ歯の原因になります。
下唇の噛み癖がある場合、下の前歯が内側に、上の前歯が前方に傾斜しやすくなります。
奥歯のむし歯
奥歯のむし歯を放置したり、奥歯を抜歯して放置したりすると、奥歯の高さが失われて噛み合わせが深くなります。
プルチーノ歯科東京院ではインビザラインによる過蓋咬合の治療を行っております
プルチーノ歯科東京院では、インビザラインによる過蓋咬合の治療を行っております。
インビザラインならマウスピースで歯の咬合面をしっかり覆うので、装着するだけで噛み合わせを浅くできるのが大きなメリットです。
当院では、矯正治療全般の知識・経験が豊富なインビザライン矯正認定医が過蓋咬合の治療を担当いたします。
バイトランプ
インビザラインでは、矯正治療をより確実に行うために、アタッチメントという補助装置を使います。
アタッチメントを歯の表面に付けるとマウスピースがしっかり歯に密着し、歯に力をかけた際にマウスピースの中で滑ってしまうのを防ぐことが可能です。
過蓋咬合の治療で使われるのは、「バイトランプ」と呼ばれる専用のアタッチメントです。
上の前歯の裏側に突起物が付いたマウスピースを装着することで、バイトランプが下の歯に当たり、深く噛み合うことを防ぐことができます。
奥歯の呈出と前歯の圧下
インビザラインによる過蓋咬合の治療は、主に奥歯の挺出(ていしゅつ)と、前歯の圧下(あっか)で対応します。
奥歯の呈出とは、インビザラインで奥歯を骨から引っ張り出す動きです。
前歯の圧下とは、インビザラインで前歯を骨の中に押し込む動きです。
上記の呈出と圧下で、深い噛み合わせを改善できます。
ワイヤー矯正との併用
インビザラインだけでは難しい症例の場合は、ワイヤー矯正も併用することがあります。
インビザラインの得意な動きとワイヤー矯正の得意な動きを組み合わせることで、幅広い症例に対応することが可能です。
当院では、審美的なワイヤーと透明なブラケットを使った目立ちにくいワイヤー矯正を行っております。
過蓋咬合の治療期間・治療費
過蓋咬合の治療期間は、通常1~2年半程度です。
過蓋咬合の治療にかかる費用は、軽度か重度かで変わってきます。軽度の場合は部分矯正で対応でき、全体的に噛み合わせを調整した方がいい場合や重度の場合は全体矯正で対応します。
当院では、月々のご負担を抑えて治療を受けられる「デンタルローン」をご利用いただくことが可能です。
インビザライン(部分矯正)でデンタルローンを利用した場合の月々のお支払い金額は、3,294円/月~です。(※120回払い、ボーナス払いなし)
インビザライン(全体矯正)でデンタルローンを利用した場合の月々のお支払い金額は、4,991円/月〜です。(※ボーナス払20回・ボーナス月加算16,224円/月※120回分割)
インビザライン全体矯正 | 770,000円〜(毎月4,991円~の分割払いが可能、120回払い、ボーナス払い20回:ボーナス月加算16,224円/月) |
インビザライン部分矯正 | 片顎:330,000円~(毎月3,294円~の分割払いが可能、120回払い、ボーナス払いなし) |
矯正精密検査 | 55,000円 |
調整料(調整内容が必要な場合のみ) | 抜歯 1本5,500円 アタッチメントの付与/IPR 5,500円 アタッチメントの除去 5,500円 追加アライナー 9,900円 |
※料金については変更になる場合もあるため、お問い合わせください。
まとめ:過蓋咬合の治療ならプルチーノ歯科東京院にお任せください
過蓋咬合は、上の歯が下の歯を覆って見えなくなってしまうほど深い噛み合わせです。
見た目では不具合がわかりにくいですが、年齢とともに症状が進行しやすいので、早めの治療がおすすめです。
プルチーノ歯科東京院では、透明なマウスピース矯正「インビザライン」を使った過蓋咬合の治療を行っております。
症状によってはワイヤー矯正との併用が向いている場合もありますが、当院では審美的なワイヤーと透明なブラケットを採用しいおりますので、比較的ストレス少なく治療を進めていただけるかと思います。
当院の過蓋咬合の治療にご興味のある方は、まずは「無料矯正相談」でお話を伺えますと幸いです。
インビザライン矯正認定医が個々の患者さんに合った過蓋咬合の治療法をご提案させていただきますので、「お電話」又は「24時間WEB予約」からお気軽にご予約ください。