インビザライン
矯正治療を終えてキレイな歯並びになっても、それで終わりではありません。キレイに並んだ歯並びをキープさせるためには、リテーナー(保定装置)を装着する必要があるからです。
リテーナーを怠れば、ほぼ100%の確率で歯は後戻り(あともどり)してしまいます。
「後戻りで追加費用がかかるの?」とご不安な方も多いかと思いますが、万が一保定期間中に後戻りが起こっても、プルチーノ歯科東京院なら5年以内の後戻りにかかる追加費用は調整料のみです。
今回は、後戻りの原因や予防法、プルチーノ歯科東京院の後戻りへの対応・治療・費用などについて解説していきましょう。
Contents
矯正治療における「後戻り」とは?
「後戻り」とは、マウスピース矯正などの矯正治療によってキレイに整えた歯並びが、時間の経過とともに元の状態に戻ったり、歯並びが乱れたりする現象のこと。
人工的に動かした歯には必ず「もとに戻ろうとする力」が働き、時間の経過とともにその力は小さくなっていきますが0になることはありません。
リテーナー(保定装置)を怠ると後戻りの確率は100%
矯正直後は特に歯が不安定な状態なので、リテーナー(保定装置)を付けなければほぼ100%の確率で後戻りがはじまってしまいます。
リテーナー(保定装置)とは、動かした歯の位置を保つために装着する装置のこと。矯正治療では、歯を動かした後に正しい位置をキープするための保定期間が設けられています。
腕の良い歯科医師による矯正治療でも、リテーナーを使わなければ後戻りは避けられません。
リテーナー(保定装置)の種類
リテーナー(保定装置)は大きく分けて以下の2種類があります。
- ■固定式
- ■取り外しができる可動式
「固定式」は、歯の裏側に取り付けるワイヤー式が中心です。
しっかり固定できる反面、取り外せないためお手入れやメンテナンスが不可欠です。
「取り外しができる可動式」は、透明なマウスピース型が中心です。
ご自身で取り外せるため今まで通り食事や歯みがきをしていただけますが、装着時間を守らなければ後戻りが起こってしまいます。
当院では、目立ちにくい透明なマウスピース型のリテーナーを主に使っております。
リテーナー(保定装置)を付ける期間
リテーナーを付ける期間は一般的に矯正期間と同じぐらいなので、全体矯正なら最低でも1~3年間は装着しなければなりません。
正確な保定期間という概念はなく、歯の状態を見ながら少しずつリテーナーを付けている時間を短くしていきます。最初は食事や歯磨き以外では付けたままです。
後戻りをしなくなっても、加齢によって歯並びが崩れる可能性もあります。歯を支える歯槽骨が弱くなる関係から、大人の矯正は後戻りしやすく、5~10年とできるだけ長い期間の保定が望ましいと言われています。
保定装置を使い続けることで歯並びをキープできるので、長く使い続けても問題ありません。中には半永久的に使い続ける患者さんもいます。装着時間は徐々に減っていきますので、後戻りの可能性が少なくなれば夜間のみ装着するなど短くて済みます。
保定期間中も、半年に一度歯医者に通い、不具合はないかチェックを受けましょう。矯正治療の後にむし歯治療を受けると、リテーナーが合わなくなり作り直さなければならないこともあるので、歯科医師に相談してください。
後戻りの原因
矯正治療後に起こる後戻りの原因は主に4つあります。
- ■リテーナーの装着時間不足
- ■口呼吸や頬杖などの悪癖
- ■舌癖
- ■歯科医師の治療計画や技術
以下でそれぞれの原因について詳しく解説していきましょう。
リテーナーの装着時間不足
矯正治療が終了すると、リテーナーと呼ばれる保定装置を使って動かした歯の位置を安定させます。(※)
矯正後の後戻りの原因は、主にリテーナー(保定装置)の装着不足だと言われています。
リテーナーには「取り外せる装置」と「取り外せない装置」がありますが、取り外しができる保定装置の場合、ご自身で取り外せますので、装着を怠った場合は歯が後戻りしやすいのです。
基本的にはマウスピースと同様に、食事と歯みがきの時間以外で1日20時間以上装着しましょう。
徐々にリテーナーの装着時間は短くなっていきます。
口呼吸や頬杖などの悪癖
矯正後は、歯並びを悪くする原因となる口呼吸や頬杖、食いしばりなどの悪癖は控えましょう。
こういった癖は無意識の間に行っていることがほとんどなので、後戻りを防ぐために意識して生活するように心がけてください。
特に頬杖を頻繁についていると歯並びが内側方向へずれやすくなり、前歯が前に押し出されて出っ歯になる可能性があります。
舌癖
後戻りを防ぐために、舌癖にも注意しましょう。
舌の正しい位置は、舌先が口の上部に軽く触れ、舌全体が上顎にぴったりくっついている状態です。
舌で前歯を強く押したり、上下の歯の間から舌を出したり、舌で歯を押したりするなどの悪癖があると、出っ歯や開咬、受け口などの原因となり、自分から悪い歯並びにしていることになります。
当院では、MFTトレーニングで舌癖の改善を行っておりますので、上記のような舌癖がある方はご相談ください。
歯科医師の治療計画や技術
後戻りには、歯科医師の治療計画や技術も関係します。
骨格的な要因の不正咬合(悪い歯並び)なのに外科処置を行わずに無理に歯を動かしたり、抜歯が必要なケースを無理に非抜歯で治したりすると、後戻りしやすくなるのです。
矯正治療は、一般的な歯科治療に比べて費用も期間もかかるため、できるだけ後戻りは避けたいもの。
技術や治療実績、アフターフォロー体制などを確認するなどして、矯正治療を任せる歯医者選びは慎重に行いましょう。
後戻りをできる限り防ぐには?
後戻りをできる限り防ぐ方法は以下の5つです。
- ■定期検診を受けてリテーナーの装着時間を守る
- ■歯並びに影響を与える癖をやめる
- ■むし歯や歯周病に気を付ける
- ■定期的な通院とメンテナンスを行う
- ■矯正治療における実績が豊富な歯医者を選ぶ
以下でそれぞれの方法について詳しく解説していきましょう。
リテーナーを正しく装着する
リテーナーは種類によって装着方法やメンテナンス方法が異なりますので、歯科医師の指示に従って正しく装着しましょう。
歯科医師が指定した保定期間中は、リテーナーの装着時間を守りましょう。
くれぐれも自己判断で外すことはないようにしてください。
歯並びに影響を与える癖をやめる
後戻りを防ぐために、知らず知らずのうちに行っている以下の舌癖や悪癖をやめましょう。
- ・口を噛む
- ・うつぶせで寝る
- ・口呼吸
- ・頬杖
- ・歯ぎしり
- ・食いしばり
- ・指しゃぶり
- ・舌で歯を押す
- ・猫背
無意識で行っている可能性が高いため、意識して直すことが大事です。
舌癖や口呼吸についてはMFT(口腔筋機能療法)というトレーニングで改善できるので、歯科医師に相談してみましょう。
むし歯や歯周病に気を付ける
むし歯で歯の形が変化したり、歯周病で歯を支える歯槽骨が溶けたりすると、歯並びが崩れる可能性があります。
矯正治療中にむし歯や歯周病にかからないように気を付けることはもちろん、矯正治療終了後も引き続き気を付けましょう。
定期的な通院とメンテナンスを行う
矯正治療によるキレイな歯並びを維持するために、矯正治療後も歯科定期検診を受けましょう。
歯のクリーニングやメンテナンスを行い、歯並びの変化をチェックすることで、後戻りの早期発見・早期対処に繋がります。
自己判断で定期検診を怠ると、後戻り以外にも噛み合わせが悪くなるなどのトラブルが起こる可能性があります。
矯正治療における実績が豊富な歯医者を選ぶ
できる限り後戻りを防ぐためには、最初から信頼できる歯科医師が在籍している歯医者を選ぶことも重要です。
歯科医師の知識・経験・技術で、後戻りの確率は変わってきます。、
当院には、矯正歯科の豊富な知識・実績を持つインビザライン矯正認定医が複数在籍しております。
また、年間200症例以上のインビザライン矯正を行った実績が評価され、インビザライン・ダイヤモンドプロバイダーの称号を得ております。(2021年1月~2021年12月31日)
後戻りをしたと感じたらできるだけ早く対応しましょう
矯正後に後戻りを感じた場合には、基本的に自然に元の位置に戻ることはないため、すぐに矯正治療を行った歯医者を受診しましょう。
「もう矯正治療はしたくない」「また費用がかかるのは困る」などの理由で行かない方もいらっしゃいますが、早ければ早いほど治療費用も期間も抑えられます。
プルチーノ歯科東京院における「後戻り」への対応と治療・費用について
プルチーノ歯科東京院では、透明なマウスピース矯正「インビザライン」による歯列矯正を行っております。
当院でインビザライン矯正を行った患者さんについては、治療後に生じた「後戻り」に対して以下のような対応・治療を行なっています。
当院で治療終了後、5年以内は「調整料」のみで対応
当院でインビザライン矯正を受けた患者さんについては規約により、矯正後5年以内に生じた後戻については「矯正調整料のみ」で対応いたします。装置代はかかりませんのでご安心ください。
また、後戻りの原因が明らかに患者さんの不注意(リテーナーの非装着等)による場合は、対応できないケースもございますのでご注意ください
当院で治療後、5年以上経過後の再治療は「新規料金の半額」で対応
プルチーノ歯科東京院でインビザライン矯正の治療後、5年以上経過後の後戻りの再治療(2巡目)については、新規矯正治療料金の半額で対応しています。
まとめ:矯正終了後も油断せずにリテーナー(保定装置)を装着しましょう
矯正が完了した時点が、現在の理想的な歯並びをどれだけキープできるかの始まりです。歯はずっと同じ位置・形ではなく、一生涯位置や形を変えていくことを覚えておきましょう。
リテーナー(保定装置)を付けなければ、ほぼ100%の確率で後戻りしてしまいます。保定処置をしっかり行えば、後戻りの確率を限りなく小さくすることが可能です。
後戻りをする原因には、リテーナーの装着不足や舌癖、頬杖などの悪癖など患者さん側に原因がある場合と、歯科医師の治療計画や技術が原因の場合があります。
時間も費用もかかる矯正治療を成功させるには、慎重な歯医者選びが不可欠です。
当院では、矯正治療の知識・経験ともに豊富なインビザライン矯正認定医によるインビザライン矯正を行っており、矯正後の後戻りについても5年以内は「調整料」のみ、5年以上は「新規料金の半額」で対応しております。
当院の矯正治療や後戻りへの対応にご興味のある方は「お電話」または「24時間WEB予約」からご予約ください。