一般歯科
田町の歯医者さんが教える早朝の歯の痛みの対処法とは
24.09.20
カテゴリ:一般歯科
朝から歯が痛む時はとても辛いですよね。
朝起きた時に歯が痛い場合、考えられる原因とその対処方法について詳しく解説していきましょう。
Contents
朝起きた時に歯が痛いときに考えられる原因と対処法
朝起きた時に歯が痛む場合には、次のような原因が考えられます。
・就寝中の歯ぎしりや噛み締め
・虫歯や歯周病になっている
・副鼻腔炎
・睡眠中の姿勢
それぞれ詳しい原因と対処法については次のとおりです。
就寝中の歯ぎしりや噛み締め
寝ている間に無意識のうちに歯ぎしりや噛み締めをしている場合、起きた直後に歯の痛みや顎の痛み、顎周辺が疲れている感じが起こることがあります。
夜間の歯ぎしりや噛み締めは、想像以上に歯や顎に負担がかかっています。
自覚症状が無くても、家族に指摘される場合などは一度受診をするのが良いでしょう。
歯ぎしり用のマウスピースを就寝中に装着することで、歯や顎にかかる負担を和らげることができます。
歯ぎしり用のマウスピースは、保険が適用できます。
マウスピースが気持ち悪くて使用できない場合は、ボトックス療法を検討してみても良いかもしれません。
虫歯や歯周病になっている
虫歯や歯周病になっている場合も、朝起きた時に痛みを感じることがあります。
いずれも治療が必要になります。
・虫歯で痛みが起きている場合
歯には歯髄という神経が通っています。そのため虫歯が大きくなるとズキズキとした痛みを感じることがあります。
歯の表面のエナメル質は痛みを感じない組織ですので、痛みを感じている場合には、その下の象牙質や歯髄にまで虫歯が進行している可能性があります。朝に関わらず虫歯の進行度合いによって痛みが出ることが多いですが、寝ている間は菌が活発になりますので、早朝に痛みを感じることもあるかもしれません。
虫歯は自然には治りませんので、必ず治療が必要になります。
出来るだけ早めに虫歯の治療を受けるよう、歯科医院で受診しましょう。
・歯周病で痛みが起きている場合
歯周病の場合には、かなり重度にならないと痛みが現れない場合が多いです。
朝起きて、強い口臭がある場合には、歯周病の可能性も高いです。早めの受診をおすすめします。
歯周病は進行すると歯を失う可能性のある病気です。自然に治ることはありませんので、治療が必要になります。必ず歯科医院での治療を受けるようにしましょう。
・智歯周囲炎
歯ぐきが原因で起こっている痛みで頻度が多いものに「智歯周囲炎」があります。
智歯周囲炎は、親知らずの周囲の歯ぐきに起こる炎症で、歯や顎のあたりに強い痛みを感じることがあります。
親知らずが斜めに生えていたり、歯ぐきに半分被っている場合に起こりやすい症状です。
できるだけ周囲を清潔にするように心がけることが大切です。
痛みや炎症を繰り返している場合には、抜歯の検討をするのが良いでしょう。
副鼻腔炎
副鼻腔炎とは、鼻の周囲にある骨に囲まれた空洞で、左右にそれぞれ4個ずつあります。その中でも、上顎洞は上の奥歯の位置と近く、炎症が起きると、しばしば歯の痛みと混同されることがあります。
副鼻腔炎になると、睡眠中に膿を含んだ鼻水が副鼻腔内に溜まり、上の奥歯の神経を圧迫することにより痛みを生じることがあります。
歯科医院でレントゲン写真やC Tを撮影しても歯に問題がない場合には、副鼻腔炎になっている可能性があります。早めに耳鼻科を受診するようにしましょう。
睡眠中の姿勢
寝る時の姿勢で、歯や顎に負担がかかっていた場合、朝起きた時に痛みを感じることがあります。うつ伏せや横向きで長期間圧迫されると、歯や顎に負荷がかかっている可能性があります。
起きた時に左右の片側だけに痛みが集中しているような場合は、睡眠中の姿勢が原因になっていることがあります。
寝る時の姿勢を見直してみると良いでしょう。
急な歯の痛みが起きた場合の対処法
朝起きた時の歯の痛みなど、何か異変を感じた場合には、自己判断は危険ですので、早めに歯医者の受診をするのが良いでしょう。
原因がわからず、受診を迷う場合には、一度病院に電話で連絡して質問してみるのが良いでしょう。
すぐに受診ができない場合には次のような対応方法がおすすめです。
・痛み止めを服用する
市販の痛み止めは、歯の痛みにも使用することができます。すぐに受診が難しい場合には、痛み止めを服用して、様子をみましょう。
ただし痛み止めは根本的な解決にはなっていませんので、できる限り早めに受診の予約をするようにしましょう。
・お口の中を清潔に保つ
歯周病で痛みを感じている場合は、菌の繁殖が原因となりますので、お口の中を清潔に保つのが良いでしょう。
柔らかめの歯ブラシで優しく磨けるようなら磨きましょう。難しいようであれば、うがいなどをして出来るだけ衛生状態を保つよう心掛けましょう。
洗口剤の使用が有効な場合もあります。
・患部を冷やす
冷やしたタオルや冷湿布などを使い患部を冷やすと痛みが和らぐことがあります。
冷やしすぎでかえって痛みが増してしまうこともあるので、患部を直接氷などで冷やすことは避けましょう。
また、冷やして痛みが増す場合には、患部を冷やすのを中断してください。
・痛みのある歯で噛まない
寝ている間に歯に強い負荷がかかっていることにより痛みが出ている場合があります。
痛みのある歯に力がかからないよう、出来るだけその歯で噛まないようにしましょう。
・痛みのある部位をなるべく触らない
痛みがあるとついつい気になってしまうかもしれませんが、なるべく触らないようにしましょう。
何度も触れることが刺激になって痛みが増してしまうことがあります。
受診するまでの間は、そっとしておくのが良いでしょう。
朝から通える歯科医院・デンタルクリニックを探す
早朝に痛みを感じた場合、早めに歯科医院に通いたいでしょうが、数時間の差であれば大きな影響はありません。
強い痛みが出ている場合には、麻酔も効きづらくすぐに処置を行えないこともあります。
口腔周辺の怪我などでは、総合病院の救急を利用することもあるでしょうが、通常の歯の痛みであれば歯科医院が開いてから連絡をするので問題ないでしょう。
多くの歯科医院で午前中からの診療をしています。当院でも土日祝日は朝9時からの診療となっています。
普段から通っている歯科医院があるようであれば、まずは歯科医院が開く時間に電話で連絡をすると良いでしょう。今までのカルテの記録やレントゲン写真が残っていれば、痛みの診断の参考になります。
土曜・日曜祝日・夜間・正月三が日など、医療機関が休診でお困りの場合には、最寄りの自治体の歯科医師会に確認して、当番の歯科医師や救急歯科の案内を受けるようにしましょう。
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診療日は月火水木金の平日と土曜・日曜・祝日です。さまざまな生活スタイルの方が利用しやすい環境になっています。
予約は電話で受け付ているほか、Web予約にも対応しています。
早朝痛みがあって不安を感じた場合には、歯や口のトラブルが原因になっていることがありますので、早めのご予約をおすすめします。