一般歯科
芝浦の歯医者さんが名医と言われる痛みの少ない虫歯治療について解説
24.01.24
カテゴリ:一般歯科
歯科治療を希望する場合、「なるべく痛みがなくやって欲しい」「うまく治療をして欲しい」と感じている方が多いでしょう。
患者様に「名医」だと言っていただけるよう、当院では痛みの少ない治療への取り組みを行い、最新治療を取り入れるようにしております。
今回は虫歯治療の流れと当院の取り組みの一つでもある、患者様への負担の少ない、痛みの少ない虫歯治療・設備について解説します。
Contents
歯医者の治療はどうして痛いの?
歯科治療というと「痛み」を連想してしまう人が多いですが、痛みが発生してしまうような治療は基本的に局所麻酔という麻酔を行ってから行います。
麻酔がしっかりと効いていれば歯科治療で痛みを感じることはありません。
歯科治療で痛みが出てしまうのは、歯の構造に関係しています。
歯は表面から「エナメル質」「象牙質」「歯髄」という組織で構成されています。それぞれの特徴は次のとおりです。
・エナメル質
歯の一番外側にある硬い組織です。エナメル質には神経が通っていないので痛みを感じることはありません。
・象牙質
エナメル質の下にある組織で、エナメル質よりもやわらかい組織です。象牙細管という細い管が無数に通っており歯の神経とつながっています。そのため、象牙質まで進行した虫歯を削ると痛みを感じます。
・歯髄
象牙質の内側にある歯の神経や血管が通る組織です。虫歯が歯髄にまで達していると、何もしなくてもズキズキと痛むようになります。触れると強い痛みを感じますが、歯髄の全体が感染し歯の神経が死んでしまうと痛みを感じなくなります。
虫歯治療で、歯の表面のエナメル質を削るだけでは痛みを感じませんが、歯の神経とつながっている象牙質を削ると、神経が刺激されて痛みを感じるのです。
そのため、虫歯治療で象牙質に達している虫歯を削る時は、局所麻酔をして痛みを感じないようにしてから処置を行います。
小さい虫歯の場合には、そのまま削っても痛みを感じないころがあります。患者様によっては「麻酔を行う方が苦手だ」という方もいらっしゃいますので、その場合はご希望に応じて麻酔を行います。
虫歯治療で痛みが発生してしまうケースとは
虫歯治療で痛みが発生してしまうケースには次のようなケースが考えられます。
・麻酔の量が足りていない
・歯の神経が炎症を起こしている
これらの場合は、治療をすると痛みが発生してしまうことがあります。それぞれの詳しい状況と対処法についても解説していきます。
麻酔の量が足りていない
虫歯の治療で痛みを感じなくするための麻酔薬の量はおおむね決まっていますが、個人差があります。そのため、同量の麻酔薬を使用したとしても十分ではない場合があります。
また麻酔が効くまでの時間も個人差があります。人によっては、麻酔をしてからしばらく待つ必要があります。
麻酔をしたにも関わらず、歯を削った時に痛みを感じた場合には、左手を上げて歯科医師に痛みがある旨を伝えるようにしましょう。麻酔薬を追加して対処します。
また、過去の歯科治療の経験から「麻酔が効きづらい」ことがわかっている場合には、あらかじめ伝えるようにしましょう。麻酔の効きを入念に確かめながら治療を進めていきます。
歯の神経が炎症を起こしている
虫歯が歯の神経にまで進行してしまうと、歯の神経は炎症を起こすことがあります。歯に炎症が起きていると、麻酔が効きづらい状態になります。こうなると麻酔をしても効かず、削る時に強い痛みを感じてしまいます。
歯に炎症が起きている時は、当日は応急処置と投薬などをして炎症が鎮まるのを待ってから治療をすることがあります。また麻酔を多めに打つことで麻酔が効いてくることがありますので、麻酔を多めに打って治療をする場合もあります。
歯の神経に達するほどの虫歯になる前に、虫歯に気がついたら早めに治療をすることが大切です。「歯がしみる」「歯が痛い時がある」というような症状を感じた場合には、炎症が起きる前に早めに連絡をして受診をするようにしましょう。
東京都芝浦のプルチーノ歯科の無痛治療への取り組み
麻酔がしっかりと効いていれば、歯科治療で痛みを感じることはありません。
プルチーノ歯科では、局所麻酔を行う時の痛みを軽減させ、麻酔自体への痛みにも配慮しています。
麻酔で痛みを感じにくくするのには次の4つのポイントがあります。
・表面麻酔をしっかりと効かせる
・細い注射針を使用する
・麻酔薬の温度を体温と同程度にする
・麻酔薬の注入速度をゆっくり一定にする
麻酔薬は注射針で注入します。注射針を刺す時に痛みを感じにくいよう、歯ぐきの表面にあらかじめ表面麻酔薬のクリームを塗布します。そこに細い注射針を使うことで、針を刺す時の痛みが感じにくくなります。
次に痛みが出る可能性のあるポイントは、麻酔薬の注入による痛みです。麻酔薬を体温と同程度に温めておくことで注入時の刺激を抑えます。
また、麻酔薬を注入する時に一定速度でゆっくりと注入するのがポイントになります。
機械制御の麻酔器の使用
当院では、歯科治療で麻酔を使う際に機械制御の麻酔器を使用しています。
注入速度が早いと痛みを感じやすいですし、遅すぎると麻酔に時間がかかってしまいます。機械制御の麻酔器は、適切なスピードで麻酔薬を注入することが可能になっています。
無痛治療に配慮した麻酔は、虫歯治療だけでなく、歯周病治療やインプラントや親知らずの抜歯などの口腔外科治療でももちろん行なっています。
恐怖心を和らげるためのその他の当院の取り組み
歯科治療に恐怖心があるというお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
当院では、無痛治療以外でも患者様ができるだけリラックスして治療を受けていただけるよう様々な取り組みをしています。
可能な限り削らない治療
歯科治療の中で、「歯を削る」ということに恐怖心がある方も多いです。当院では可能な限り削らない治療を行なっています。
治療時への音への配慮
歯医者さんの「キュイーン」という器械の音が苦手という方も多いでしょう。そのような方のために音に配慮した、できる限り音の小さい器具を使用するようにしています。
リラックスできる診療室
患者様のプライベートに配慮した間仕切りのある診療スペースになっています。またインプラントなどのオペの際には、個室の特別診療室で行うことができるようになっています。待合室も患者様がリラックスした雰囲気でいられるように心がけています。何か歯科治療に際し不安なことがある場合には、当院の歯科医師・歯科衛生士・スタッフにお気軽にお尋ねください。
まとめ
虫歯治療は「痛み」のイメージがあるかもしれませんが、しっかりと麻酔が効いていれば痛みを感じることがありませんので、心配はいりません。
当院では、無痛治療の取り組みとして、麻酔方法にもこだわっています。なるべく痛みを感じないように局所麻酔を行い、麻酔がしっかり効いてから虫歯治療を行います。
患者様自身には、なるべく虫歯を放置しないように何か異常を感じたら早めに受診をしていただきたいと思っています。
虫歯を放置してしまうと、歯髄に炎症を起こして、歯科治療をするための麻酔が効きにくい状態になってしまうからです。「歯がしみる」「時々ズキッと痛む」など症状が現れてきたら、虫歯が象牙質にまで進行している可能性があります。できるだけ早めに受診をするようにしましょう。