一般歯科
歯医者で歯周病治療|田町駅から徒歩1分のプルチーノ歯科東京院は歯周組織再生療法にも対応します
23.10.03
カテゴリ:一般歯科
「歯ぐきから出血している」
「歯がグラグラしている」
「口臭がきつくなってきた」
歯周病と聞いても、自分には関係がないと思っていませんか?
しかし歯周病は今や国民病と言われており、平成28年歯科疾患実態調査(厚生労働省)によると、30代以上の3人に2人が歯周病という結果が出ています。
また、あまり知られていませんが、私たちが歯を失う原因の第1位はむし歯ではなく歯周病です。
歯周病は早めの対策が肝となりますので、口臭や痛み・腫れ・出血などの自覚症状がでたら早めに歯科医院にて受診することをおすすめします。
今回は、田町駅から徒歩1分のプルチーノ歯科東京院の歯周病治療について詳しく紹介していきましょう。
Contents
歯周病とは?
歯周病とは、歯周組織(歯ぐき、歯根膜、セメント質、歯槽骨)の病気の総称です。
「サイレント・ディジーズ(静かに進行する病気)」の異名を持っており、痛みもなく知らないうちに症状が進行するのが特徴です。
痛みや症状に気付いたときには、歯の土台となる歯周組織が破壊され、歯がグラグラになっていることも少なくありません。
この発見の遅れが、歯周病を「成人が歯を失う原因の第1位」に押し上げているのです。
歯周病の原因
歯周病の原因は、プラーク(歯に付着した細菌が繁殖した塊)中の歯周病菌による細菌感染です。
プラークはやわらかい内は歯ブラシで取り除けますが、時間が経過して「歯石」になるとセルフケアでは落とせません。
歯周病菌は歯肉溝の中に入り込み、歯周組織を破壊しながら歯肉ポケット、歯周ポケットを作り、さらに深いところまで炎症を広げていきます。
歯周病の原因は細菌以外にも、生活習慣やストレス、噛み合わせ、免疫力の低下などさまざまな要因が関係しています。
歯肉炎
歯周病は、進行段階で「歯肉炎」と「歯周炎」に分けられます。
歯肉炎とは、歯と歯肉の間にプラークや歯石が溜まり、歯肉にのみ炎症が起こっている状態です。
健康な歯肉はピンク色で引き締まっていますが、歯肉炎になると歯ぐきが腫れて膨らみます。
さらに症状が進行すると、歯肉がブヨブヨになります。
歯肉炎の段階では痛みはほとんどなく、朝起きたときに口の中がねばねばする、歯磨きのときに歯ぐきから出血する程度です。
歯肉炎の段階で治療することが大事
歯肉炎の段階なら、歯みがきを徹底し、歯医者で歯石を除去するケア(PMTC)を行えば、健康な歯肉を取り戻せます。
いかに歯肉炎の段階で病気に気付けるかが大事なのです。
歯周炎
歯肉炎を放置すると、歯肉だけでなく歯根膜や歯槽骨も破壊される歯周炎へと進行します。
歯槽骨の破壊が歯根の長さの半分程度まで進むと、歯がグラグラしたり痛みを感じたりするなど自覚症状があらわれます。
さらに重度の歯周炎になると、歯肉が大きく下がって歯が伸びたように見え、歯と歯の間のが大きくあきます。歯の揺れが大きくなり、歯周ポケットから膿が出るようになり、痛みや口臭も伴うでしょう。
ここまで進行すると、歯を支える歯槽骨が溶けてなくなるため、やがて歯が自然に抜けてしまいます。
歯周病は全身疾患と関連性があります
歯周病は歯を失うだけでなく、全身疾患にも繋がる病気です。
歯周病が活性化すると、歯周病菌などの細菌が血液に乗って全身を巡ります。
特に関連が見られるのは、糖尿病や心筋梗塞、糖尿病、誤嚥性肺炎、脳卒中、早産、低体重児出産、骨粗鬆症、メタボリックシンドロームなど。
「歯周病=歯を失う」から「歯周病=命の危険がある」への認識の転換が必要です。
歯周病は口臭の原因にもなります
歯周病によって発生する硫化水素、メチルメルカプタンによって口臭が強くなります。
深くなった歯周ポケットは、歯周病菌の繁殖に適した住処になってしまいます。
歯周病のセルフチェック方法
痛みなどの自覚症状が少なく知らないうちに進行する歯周病ですが、以下のチェックリストで簡単な自己診断ができます。
■黄信号
- □歯と歯の間に食べカスが挟まりやすい
- □食事のときに歯肉から血が出ることがある
- □歯肉が赤黒く、押すとブヨブヨしている
- □硬いものを食べるときに歯が頼りない気がする
- □歯の根が露出している
- □喫煙者である
- □冷たいものや甘いものが沁みる
■赤信号
- □グラグラする歯がある
- □歯が伸びて長くなった気がする
- □歯と歯の間のすき間が大きくなった
- □歯肉から膿が出る
- □噛み合わせが悪くなった
- □歯みがきをしても口臭がきついと言われる
当てはまる項目が多いほど要注意です。
赤信号に関しては1つでも当てはまったら既に歯周病が進行している可能性があるため、早めに歯医者を受診するのをおすすめします。
プルチーノ歯科東京院の歯周病の治療法
プルチーノ歯科東京院の歯周病の治療法について解説します。
レントゲン検査、歯周ポケットの測定
歯周病の治療を行う前に、まずは現状把握が必要です。
当院では、レントゲン検査や歯周ポケットの測定を行います。
■歯周ポケットの測定とは?
歯周病が進行すると、歯槽骨が溶けて、歯と歯ぐきの間にすき間ができます。これが歯周ポケットです。
歯周ポケットの測定では、目盛りのついた細い針状の器具で、歯と歯肉の間にある歯周ポケットの距離を計ります。
この数値が大きければ大きいほど、歯周病が進行しています。
正常値 | 2~3mm |
軽度 | 4~5mm |
中等度 | 6~7mm |
重度 | 8mm以上 |
軽度から中度は痛みがないことが多く、重度になると歯が揺れてきたり傷んだりします。
スケーリング・ルートプレーニング
当院では、軽度の歯周病治療として「スケーリング」と「ルートプレーニング」を行います。
スケーリングとはプラークや歯石を除去する治療で、ハンドスケーラーという先端に刃の付いた器具を使います。スケーリングを行うと、口腔内の歯周病菌が減少し、歯肉の赤みや腫れが改善します。
病巣が歯肉の下の部分まで及んでいる場合は、ルートプレーニングを行います。歯周ポケットの奥のプラークや歯石を除去するだだけではなく、歯根面も滑らかに整えて細菌が付着しにくい環境にし、歯周組織が治りやすいようにする治療です。
フラップ手術
スケーリングやルートプレーニングを行っても原因を取り除けず症状が改善しない場合、または歯周ポケットが5mm以上の中~重度歯周病の場合は外科的な治療が必要になります。
外科処置の内の一つが「フラップ手術」です。歯肉に麻酔をしてメスで切開して開き、歯の根の表面にある歯石をスケーリングとルートプレーニングで除去し、最後に歯肉を縫い合わせます。
ただし、破壊された歯槽骨は元に戻らないため、歯肉が少し下がるというデメリットがあります。
重度の歯周病の治療も行っております
フラップ手術で歯周ポケットを改善できても、歯を支える歯槽骨を回復させることはできません。
当院では、重度の歯周病の治療として「歯周組織再生療法」と「歯周補綴」を行っております。
歯周組織再生療法
歯周組織再生療法とは、歯周病によって溶けて減った歯根膜や歯槽骨などの歯周組織を再生させる治療法です。
代表的なものに、骨移植、組織再生誘導法(GTR法)、エナメル マトリックスデリバティブ(EMD)などがあります。
治療内容 | 期待できる効果 | |
骨移植 | 歯周病によって骨が溶けた部位に、別の部位から取り出した骨を移植し、新しい骨を再生する方法。骨補てん材や人工骨を移植する場合も | 通常なら抜歯ケースでも歯を残せる可能性が高まる |
組織再生誘導法(GTR法) | 歯周病で骨が溶けた部分を特殊な膜で覆い、新しい骨の再生を促す方法 | 通常なら抜歯ケースでも歯を残せる可能性が高まる |
エナメル マトリックスデリバティブ(EMD) | 豚の歯胚組織からつくられたタンパク質を使った歯周組織再生法 | 通常なら抜歯ケースでも歯を残せる可能性が高まる |
歯周組織再生療法の目的は、溶けてしまった歯槽骨を再生させ、歯が抜け落ちるのを阻止することです。
再生療法は非常に繊細な治療ですが、当院は再生治療の症例を多く持っております。
歯周補綴
歯周補綴とは、重度の歯周病によりグラグラしてきた歯を可能な限り残す方向で対処する治療法です。
歯周病で動揺している歯を他の歯と連続固定するなどして、歯の寿命を延ばします。
歯周補綴の方法は、被せ物(クラウン)・インプラント・入れ歯・矯正治療などがあります。
歯周病はアフターケアが必要です
歯周病は治療が終わったからといって安心できるものではなく、適切なケアを怠ると再発してしまいます。
歯周病のアフターケアには以下の2種類があります。
- ●セルフケア
- ●歯医者でのケア
以下で詳しく解説していきましょう。
セルフケア
歯周病の予防で最も重要なのは、歯周病菌の除去です。
毎日食後のブラッシングを行い、生活習慣も見直しましょう。
歯医者でのケア
歯周病が改善した後も、できれば年に1~2回の定期検診を受けるのがおすすめです。
再発していないかをチェックするとともに、PMTCなどのプロのクリーニングを受けてプラークや歯石を除去しましょう。
PMTCとは「プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング」の略で、歯医者や歯科衛生士などプロによる歯のクリーニングのことです。
専用の機器を使い、プラークはもちろん、バイオフィルムや歯石、ステインなどの汚れも落とします。
まとめ:プルチーノ歯科東京院なら重度歯周病にも対応できます
歯周病の原因は、プラークや歯石だけでなく、糖尿病やストレス、タバコなど多岐に渡ります。
自覚症状が少なく、気が付いたときには重症になっているケースが多いため、早期発見・早期治療が大事です。
プルチーノ歯科東京院では、歯周病の早期発見に繋がる予防歯科はもちろん、重症の場合でも様々な治療法に対応しております。
マイクロスコープを使った拡大視野下での精密な治療・メンテナンスを行いますので、歯周病にお悩みの方は一度当院にご相談いただけますと幸いです。
当院の歯周病治療にご興味のある方は「お電話」または「24時間WEB予約」からお申込みください。
土・日の診療も行っておりますので、平日お忙しい方も週末にご来院いただければと思います。