一般歯科
歯周病予防・治療なら|田町駅直結の「プルチーノ歯科東京院」は重度の歯周病にも対応します
23.05.02
カテゴリ:一般歯科
「田町駅付近で歯周病予防ができる歯医者は?」
「歯周病のチェックポイントは?」
「歯周病にはどんな治療法があるの?」
歯周病とは、歯肉や歯槽骨などの「歯周組織」が歯周病菌によって壊される病気です。
自覚症状がないまま進行するのがやっかいで、そのまま放置すると歯が抜け落ちてしまうこともあります。
「もっと早く治療しておけば良かった」となる前に、気になる症状(歯周病の初期症状)があれば早めに歯医者でチェックしてもらいましょう。
また、歯周病は「予防」が大切ですので、セルフケアに加えて「定期的検診」や『PMTC』や『GBT』などのプロによるクリーニングを受けるのもおすすめです。
今回は、プルチーノ歯科東京院の歯周病治療の内容について詳しく解説していきましょう。
Contents
歯周病とは?
歯周病は、むし歯と共に代表的な歯科疾患です。
歯周病とは、歯肉や歯槽骨などの「歯周組織」が歯垢(プラーク)内の「歯周病菌」に感染する病気で、歯肉の腫れや痛み・出血を繰り返し、やがて歯槽骨が溶かされて歯が抜けてしまいます。
歯周病の多くははっきりとした症状がないまま進行し、徐々に重症化します。
歯周病のやっかいな点は、歯を失うだけでなく、糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞、骨粗鬆症などの全身疾患と関係があることです。
歯周病を予防・治療することは、これらの全身疾患の予防・治療という点からも重要なのです。
「自分には関係ない」と思われる方もいらっしゃいますが、日本人の約8割が歯周病にかかっていると言われています。
予防と早めの対処が鍵になりますので、気になる症状がありましたら、早めに歯医者を受診されるのがおすすめです。
歯周病の原因は「歯垢(プラーク)」と「歯石」
歯周病の大きな原因は、歯磨きで取り除けなかった「歯垢(プラーク)」と「歯石」です。
プラークとは、歯周病菌などの細菌の塊です。
プラークは最初はやわらかくブラッシングで取り除けますが、時間が経過すると硬い「歯石」になります。
歯石は歯ブラシで取り除けないだけでなく、表面がざらざらしているのでプラークが溜まりやすくなってしまうのが困った点です。
プラークは歯肉溝の中に入り込み、歯周組織を破壊しながら「歯肉ポケット」「歯周ポケット」を作り、炎症を奥まで広げていきます。
歯周病の進行
歯周病の進行は非常に遅く、「痛み」などの自覚症状もあまりないため、気を付けていてもなかなか変化に気付けません。
多くの方が、歯がグラグラするなどの大きな違和感が生じて、初めて気が付きます。
歯周病の症状は、進行度合いから「歯周炎」と「歯肉炎」に分けられます。
歯肉炎
歯と歯肉の境目にプラークや歯石が溜まり、歯肉にのみ炎症が起こっている初期症状を「歯肉炎」と言います。
健康な歯肉はピンク色で、出血や腫れなどもなく、歯と歯の間の歯肉が引き締まっているのが特徴です。
歯肉炎になると、歯と歯の間の歯肉が赤く腫れて、さらに炎症が進むとブヨブヨになります。
歯肉炎の段階では自覚症状がほとんどなく、朝起きたときに口の中がネバネバする、歯磨きのときに軽く出血する程度です。
歯がグラグラ揺れることもないため、見過ごされる方がほとんどです。
歯肉炎の段階ならば、正しいブラッシングでプラークを取り除き、歯科医院で歯石を除去するケアを受ければ健康な歯肉を取り戻せます。
歯肉炎の段階で気付くためには、「歯周病のセルフチェック」と「歯科検診」の両方が大事です。
歯周炎
歯肉炎が進行すると、炎症が歯の根の先の方向の歯周組織へ広がり、深い歯周ポケットが形成されます。
歯周ポケットの深い部分に入り込んだプラークや歯石を取り除くのは難しく、放っておくと炎症が進行してしまいます。
「中等度歯周炎」になると、歯肉から出血し、歯槽骨も破壊されて歯がグラつき始めます。
「重度歯周炎」になると、歯周ポケットの深さが6mm以上になり、歯の揺れが大きくなります。
膿や痛みを伴い、歯を支えられるだけの歯槽骨は残っていません。
歯周病は全身疾患と繋がっています
歯周病で歯を失う可能性があることは知っていても、命に係わる病気の引き金になることを知っている方は少ないのではないでしょうか?
歯周病菌は、血液によって全身に運ばれるため、全身疾患に関連していると言われています。
特に関連が認められているのは、骨粗しょう症、糖尿病、心臓病、心筋梗塞、脳梗塞、誤嚥性肺炎、早産、メタボリックシンドロームなどです。
また、認知症にも深い関係があります。
さらに、歯周病にかかっていると、全身の病気が治りにくいというケースもあります。
歯周病を予防することで、全身疾患の予防にも繋がることを知っておいてください。
歯周病のセルフチェックポイント
歯周病は、できるだけ早い段階からの「予防」と「治療」が大事です。
まずは、以下のリストで当てはまる症状があるかチェックしてみましょう。
- ■歯と歯の間に食べ物が挟まりやすい
- ■硬い物を食べると歯肉から出血する
- ■歯肉が腫れてブヨブヨしている
- ■冷たいものや甘いものが沁みる
上記の項目に1つでも当てはまった場合は、「歯肉炎」の可能性があります。
- ■グラグラ動く歯がある
- ■歯が伸びた感じがする
- ■口臭がきつくなった
- ■歯肉から膿が出る
- ■噛み合わせがずれてきた
上記の項目に1つでも当てはまった場合は、「歯周炎」の可能性があります。
早めの治療を行い、ご自身の大切な歯を守りましょう。
プルチーノ歯科東京院の「歯周病の治療法」
プルチーノ歯科東京院で行っている「歯周病の治療法」についてご説明します。
まずは「歯周ポケット検査」による現状把握
歯科医院では、まずは「歯周ポケット検査」による現状把握を行います。
先端に目盛りが付いた「ポケットプロープ」で、歯と歯肉の境目のすき間(歯周ポケット)の深さを計測。
健康な歯肉は2~3mmですが、3mmを超えると既に歯周ポケットに多くの歯周病菌が溜まっていると考えられます。
また、この数値が大きければ大きいほど、歯周病が進行していることになります。
次に、歯の土台である歯槽骨の状態を調べるために、ピンセットでぐらつき具合を確認します。
プラークコントロール
プラークコントロールとは、歯周病の原因となるプラークを取り除き、歯や歯周ポケットを正常に保つ「予防治療法」です。
正しいブラッシングによる毎日の歯磨きはもちろん、歯間ブラシやフロスも使用することで、歯周病予防に繋がります。
お口の中の状態は人によって異なりますので、それぞれの患者さんにぴったり合った歯ブラシや歯間ブラシ、フロスをご提案させていただきます。
数カ月に一度の定期検診を受けて、プロによるクリーニング『PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)』や『GBT』でプラークや着色汚れなどを徹底的に落とすことも大切です。
スケーリング・ルートプレーニング
やわらかいプラークの状態ならプラークコントロールで除去できますが、歯石になるとセルフケアでは落とせません。
そこで、スケーリングとルートプレーニングを行います。
スケーリングとは、スケーラーという器具で歯石を削り落とす治療法です。
超音波振動の力で歯石を除去し、水で洗い流す超音波スケーラーを使うこともあります。
歯周病が歯肉の下の部分まで及んでいる場合は、ルートプレーニングを行います。
歯周ポケットの奥に付着したプラークや歯石を除去し、歯根面を滑らかにすることで、歯周病が治りやすくする方法です。
スケーリングやルートプレーニングを定期的に受けることで、セルフケアでは落とせない汚れを落とせるため、歯周病の進行を抑えて口腔内を清潔に保てます。
詰め物や被せ物の修正
「詰め物や被せ物」と「天然の歯」の間にすき間があるなど不適合があると、プラークが付着しやすくなり、細かい部分なので歯ブラシで除去することが難しいです。
詰め物や被せ物のサイズを適合させることで、プラークが付着しにくくなり、症状の改善が期待できます。
生活習慣の改善指導
歯周病は生活習慣が深く関係している病気です。
喫煙や不規則な生活、歯ぎしり、口呼吸、ストレスなどの生活習慣があると、免疫力が低下し、歯周病の進行が早くなります。
特に「喫煙」は、歯周病に大きな影響を与えます。
歯周病の予防のためには、よく噛んで食べたり、禁煙をしたりするなど、生活習慣の見直しも大事です。
歯周内科治療
位相差顕微鏡でお口の中の歯周病菌を調べ、それに対する薬剤で治す「歯周内科治療」も行います。
フラップ手術
歯周病が進行して歯周ポケットの深い位置に歯石がある場合は、セルフケアやスケーリング・ルートプレーニングでは落とせません。
4mm以上の歯周ポケットで通常の治療では効果が見られない場合、フラップ手術を行います。
フラップ手術とは、歯肉を切開して深いところにある歯石を取り除き、歯周ポケットの深さを3mm以下まで改善させる方法です。
重度歯周炎を患っている方には、大変有効な方法です。
歯周組織再生療法
フラップ手術では、歯周ポケットや歯肉を改善することはできても、歯を支える歯槽骨まで復活させることはできません。
そこで近年、歯槽骨も含めた歯周組織を再生させる「歯周組織再生療法」が急速に普及してきました。
代表的なものに、組織再生誘導法(GTR法)、骨移植、エナメル マトリックスデリバティブ(EMD)の使用などがございます。
■組織再生誘導法(GTR法)
組織再生誘導法(GTR法)では、歯肉を切開してスケーリング・ルートプレーニングを行い、歯と歯肉の間にGTR膜という特殊な膜を挟んで縫合することで、新たな歯周組織の再生を促します。
■骨移植
骨移植とは、歯周病で骨を失った部位に、別の部位から取り出した骨を移植することで、新たな骨の再生を促す方法です。
患者さんご自身の骨を移植する方法のほか、患者さん以外の骨から作られた骨補てん材や人工骨を移植する場合もございます。
■エナメル マトリックスデリバティブ(EMD)の使用
エナメル マトリックスデリバティブ(EMD)とは、豚の歯胚組織から作られた特殊なタンパク質のことで、これを歯を失った箇所に適用して歯周組織を再生する方法です。
まとめ:歯周病は早期発見・早期治療が大事です
歯周病は、無症状で進行することが多く、早期発見・早期治療が肝となります。
また、歯周病は治療が終わったからといって、安心できるものでもありません。
正しいブラッシングでセルフケアを行い、できれば半年に一度は定期検診とプロによるクリーニングを受け、プラークや歯石を取り除いてもらうとともに、歯周病の再発がないかチェックしてもらいましょう。
プルチーノ歯科東京院では、『PMTC』や『GBT』(歯科衛生士による歯のクリーニング)で、歯周病の原因となるプラークや歯石を徹底的に取り除くことで、歯周病を予防します。
痛みもなく、施術後は口の中がすっきりするのが特徴です。
当院のクリーニングや歯周病治療にご興味のある方は、「お電話」または「24時間WEB予約」からお申込みください。