ホワイトニング
歯並びもそうですが、歯の色も顔の印象を大きく変えます。
芸能人ほどではなくても、清潔感のある白い歯を目指したい方は多いのではないでしょうか?
ポリリン酸ホワイトニングは、生物の体内に存在している分割ポリリン酸を使用したホワイトニングです。
従来のホワイトニングよりも痛みが少なく、より透明感のある自然な白さを実現できます。
今回は、プルチーノ歯科東京院で提供しているポリリン酸ホワイトニングの特徴やメリット、料金などについて解説していきましょう。
Contents
ポリリン酸ホワイトニングとは?
従来のホワイトニングは、ホワイトニング薬剤である「過酸化水素」を高い濃度で使用しており、歯を白くできる一方で価格が高く色戻りもしやすく、患者さんによっては知覚過敏になり痛みを感じるケースもありました。
ポリリン酸ホワイトニングは、「過酸化水素」に「ポリリン酸Na」(人間の体内に元々ある成分でリン酸が結合したもの)を加えた新しい施術方法で、従来のホワイトニングの欠点をカバーできるのがメリットです。
痛みを感じることは少なく(※)、歯の着色汚れを落とすだけでなく表面もコーティングできます。
その結果、透明感のある自然な白さが長持ちし、歯質の強化にもつながるのです。
ポリリン酸ホワイトニングの安全性
ポリリン酸Naとは、多量のリン酸分子が結合してできた物質で、あらゆる生物の体内に存在する生体高分子です。
厚生労働省が安全性を認めており、身近なところではハムやソーセージなどの食肉食品、かまぼこやちくわなどの魚介加工品、歯磨き粉などに使われています。
ポリリン酸ホワイトニングのメリット
ポリリン酸ホワイトニングの主なメリットは以下の4つです。
- ■痛みが少ない
- ■白さが長持ちする
- ■施術後の食事制限がない
- ■歯質が強化される
以下でそれぞれのメリットについて詳しく解説していきましょう。
痛みが少ない
ポリリン酸ホワイトニングは、過酸化水素の濃度が低い低刺激な薬剤なので、歯への刺激を抑えられます。
そのため術中・術後に知覚過敏が起こる可能性は極めて低く、痛みをほとんど感じずに歯を白くすることが可能です。
白さが長持ちする
ポリリン酸には歯の表面をコーティングする作用があり、施術後しばらくは汚れや着色が再付着しにくくなります。
その結果、従来のホワイトニングよりも白さが長持ちします。
施術直後の食事制限がない
ポリリン酸ホワイトニングには、ポリリン酸によるコーティング効果があるため、施術直後でも食事制限はありません。
歯の着色を気にすることなく、コーヒーや紅茶、ワイン、カレー、焼きそばなどを自由に食べていただけます。
一方で、従来のホワイトニングでは、施術後24~48時間以内は着色しやすい食べ物を制限しなければなりません。
歯質が強化される
ポリリン酸によるコーティングは、汚れの再付着を防止するだけでなく、歯質の強化も期待できます。
歯のエナメル質が守られるため傷が付きにくくなり、むし歯菌や歯周病菌も付着しにくくなります。
ポリリン酸ホワイトニングが向いている人
ポリリン酸ホワイトニングが向いているのは以下の人です。
- ■歯の黄ばみや着色汚れを落としたい人
- ■人工的な白さではなく透明感のある白さを目指したい人
- ■ホワイトニング効果を長持ちさせたい人
ポリリン酸ホワイトニングと従来のホワイトニングの違い
ポリリン酸ホワイトニングと従来のホワイトニングの違いを以下の表にまとめました。
従来のホワイトニング | ポリリン酸ホワイトニング | |
白さ | 薬液による白さなので、歯本来の透明感は感じにくい | 光沢のある自然な白さ |
痛み | 痛みを感じやすく、知覚過敏になりやすい | 従来のホワイトニングに比べると、ポリリン酸成分により痛みを感じることは少ない |
色戻り | ホワイトニングを行った直後は着色しやすい | ポリリン酸によって汚れが付きにくくなり、白さが長持ち |
保護力 | ホワイトニング剤を歯の表面に塗って分解するため、歯にダメージが残る | ポリリン酸のコーティング効果で歯を傷つけにくく、歯の表面がコーティングされて歯質も強化 |
食事 | ホワイトニング直後は、着色しやすい食事に気を付けなければならない(コーヒー、紅茶、カレーなど) | ポリリン酸の食事コーティング効果で、食事制限はなし |
施術期間 | 次に施術を行うまでに2~3週間の期間が必要 | 歯がダメージを受けないため、1日複数回の施術も可能 |
ポリリン酸ホワイトニングの注意点
痛みを感じることがほとんどなく、ホワイトニング効果が長持ちするなどメリットばかりのように思えるポリリン酸ホワイトニングですが、以下の注意点もあります。
効果のあらわれ方に個人差がある
すべてのホワイトニングに言えることですが、患者さんの歯の色や歯質によって効果のあらわれ方が異なります。
短期間で目標の白さになる方もいれば、時間がかかる方もいらっしゃいます。
1回の施術で理想の白さを実現することは難しいため、プルチーノ歯科東京院では3回コース、6回コースもご用意しております。
知覚過敏を起こすこともある
ポリリン酸ホワイトニングは、従来のものと比較して知覚過敏が起こりにくいのが特徴ですが、患者さんの体質や歯質によって痛みの感じ方に個人差があります。
ホワイトニングに伴う知覚過敏のほとんどは一時的なものですが、もし症状が出た場合は速やかにご相談ください。
施術を受けられる歯医者が少ない
「ポリリン酸ホワイトニングを受けてみたい」と思っても、残念ながらすべての歯医者で行っているわけではありません。
ポリリン酸ホワイトニングをご希望の場合は、受診したい歯医者で実施しているかどうかをよく確認してから訪問しましょう。
ポリリン酸ホワイトニングの料金
ポリリン酸ホワイトニングは、歯の着色具合や目標によって3回コース、6回コースからお選びいただけます。
ポリリン酸ホワイトニングの料金 | |
スーパーポリリン酸ホワイトニング 3回コース |
13,200円×3回(税抜:12,000円) |
スーパーポリリン酸ホワイトニング 単回(3回コース後4~6回目) |
13,200円(税抜:12,000円) |
スーパーポリリン酸ホワイトニング 6回コース |
11,000円×6回(税抜:10,000円) |
スーパーポリリン酸ホワイトニング 7回目以降 |
8,800円(税抜:8000円) |
※保険適応外のため自由診療となります
ポリリン酸ホワイトニングに関するよくある質問
ポリリン酸ホワイトニングに関するよくある質問は以下の4つです。
- ■1回の施術でも白い歯になれますか?
- ■ホワイトニングの持続期間はどのぐらいですか?
- ■どんな歯でも白くなりますか?
- ■ホワイトニングができない人はいますか?
以下でそれぞれの質問に回答していきます。
1回の施術でも白い歯になれますか?
ポリリン酸ホワイトニングの効果のあらわれかたには個人差があり、1回の施術でも希望の白さになる方もいらっしゃいますが、通常は3~6回の施術が必要です。
どんな歯でも白くなりますか?
ホワイトニングですべての歯を白くできるわけではなく、以下の歯については白くできないためご注意ください。
- ■歯科治療で入れた詰め物・被せ物
- ■過去に神経を抜いた歯(失活歯)
- ■薬剤の服用による変色歯(テトラサイクリン歯)
ホワイトニングで白くできるのは天然歯のみです。歯科治療で入れた詰め物や被せ物についてはホワイトニングで白くできないため、詰め物や被せ物のやり直しが必要です。
また、歯の神経を抜いた歯は次第に黒ずんでいきます。この黒ずみは歯の内部の着色が原因なのでホワイトニングでは白くなりません。
テトラサイクリン歯(※)など薬剤の服用で変色した歯も白くできません。
ホワイトニングができない人はいますか?
妊娠中または授乳中の方はホワイトニングを受けることはできません。
また、むし歯や歯周病がある場合は先に治療してからホワイトニングを行います。
歯の色だけでなく歯並びも美しくしたい方へ
「口元を美しくしたい」と考えた時、「歯の色を白くするだけでなく歯並びもキレイにしたい」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
以下で、インビザラインとワイヤー矯正における一般的なホワイトニングのタイミングについて解説しましょう。
透明なマウスピース矯正「インビザライン」の場合は「保定期間中」がおすすめ
当院では、透明で目立ちにくいマウスピース矯正「インビザライン」を採用しております。
インビザラインとホワイトニングは同時に行えますが、「アタッチメントによる色ムラが出やすい」「薬剤が均等に浸透しにくい」「知覚過敏が起こりやすい」などの理由で一般的に推奨されていません。
インビザライン中にホワイトニングをするおすすめのタイミングは、「保定期間中」です。
保定期間とは、歯の移動が終わった後に「後戻り」を防ぐために、「リテーナー」と呼ばれる装置を付ける期間です。
ワイヤー矯正の場合は「治療後」がおすすめ
ワイヤー矯正の場は、矯正治療が終わって装置を外した後にホワイトニングを行うのがおすすめです。
ワイヤー矯正では歯の表面に「ブラケット」を貼り付け、そこにワイヤーを通して歯を動かします。矯正が終わるまで装置を付けたままの状態なので、歯面全体にホワイトニング剤を浸透させることは困難です。
上記のような理由から、ワイヤー矯正でホワイトニングを行うタイミングとしては「治療前」または「治療後」のどちらかになります。
ホワイトニングの持続効果は長くて数カ月で、ワイヤー矯正は平均で2~3年程度かかるため、先にホワイトニングをすると矯正期間中に色戻りしてしまうでしょう。そのため、ワイヤー矯正でホワイトニングを行う場合は「治療後」がおすすめです。
まとめ:ポリリン酸ホワイトニングなら当院にお任せください
今回は、ポリリン酸ホワイトニングのメリットや注意点などについて解説しました。
ポリリン酸ホワイトニングとは、従来の過酸化水素によるホワイトニング剤にポリリン酸Naを加えた安全性の高いホワイトニングシステムのことです。
施術に伴う痛みが少なく、白さが長持ちする、歯質も強化できるなどメリットが多い方法です。
そんな当院のポリリン酸ホワイトニングにご興味のある方は、お気軽にご相談いただけますと幸いです。
田町駅直結で三田駅から徒歩3分、土日祝も診療しておりますので、まずは「お電話」または「24時間WEB予約」からご予約ください。